名古屋最大の金運スポットといえば徳川園

名古屋で金運アップのパワースポットの場所を尋ねると、まず答えとして出てくるのが『徳川園』でしょう。こちらは、寺社でも自然のパワースポットでもない、昔から続く日本庭園なのでが、いったいどうして金運アップのご利益があるのでしょう。

徳川園は、愛知県名古屋市東区徳川町にあります。住所を聞いただけでご利益がありそうな感じですね。今では、徳川美術館や名古屋市蓬左文庫が隣接する観光スポットになっています。名古屋城から、3kmほどの位置ですので、名古屋城を訪れた際に、寄って行くのもいいかもしれません。

こちらの庭園は、名古屋市が徳川十九代当主から邸宅と庭園の寄付を受けて市が『徳川園』として、一般公開するようになった観光スポットです。

徳川発祥の地として有名な愛知県は、昔から産業の発展が著しく、不況になりにくい地域とされます。その活気のある県の中で最強の金運パワースポットとなれば、訪れないわけにはいきませんよね。それが街中にある緑豊かなここ徳川園なのです。

江戸の日本を長きに支えてきた徳川氏の恩恵を受けることができる場所です。こちらは、もともと徳川家の大名庭園で、13万坪にもなる大庭園なのです。徳川家康の孫徳川光友の隠居場所だったところで、園内には鯉が滝を登り切り竜になった登竜門伝説にもとづく龍門の滝などがあります。

徳川園の象徴的なポイントが、龍仙湖です。少し湖の色が濃いように思えますが、これはエメラルド・グリーンの海を再現したような仕様になっているためです。大きな岩を積み上げたり、高低差のある地形や緑が生い茂る森は、人口の庭園と思えないほどです。あたかも自然の森に訪れたような感覚になります。

しかし、いくら栄華を誇った徳川の恩恵がある場所といっても、それだけ金運アップにつながるようには思えませんね。もう少し掘り下げて調べてみましょう。どうやら、ここは龍脈が流れる地のようです。さすがは、風水を巧みに扱ってきた徳川のことだけあります。その龍脈の上にあるため、運気が上がるようです。

しかし、どうやらパワーが最も強い場所は、園内ではなく、黒門の前を通る道にあるようです。この道には龍脈が流れているようです。

この道でのご利益は、縁結びと金運に効果があるようです。徳川園の外壁を眺めながらゆっくりパワーを噛みしめて歩いてみてください。この道には龍脈が流れていて、この道を通るだけで開運するようです。シャワーを浴びるように、龍脈のパワーを味わいましょう。

そして、龍穴がタクシー乗り場にある1本の大木にあります。この歴史と生命力に満ち溢れる大木は二百年の長きを越える徳川を見守ってきました。この大木は、昔から人々にパワーを与え続けているのです。そして、この木に触れれば、さらにパワーがアップするそうです。

また、徳川園をバックにこの大木の写真を撮って、スマホの待ち受けにしても良さそうですね。栄華を誇った徳川のパワーを授かれるのであれば、いろいろなことを試しておくのもいいと思います。

【徳川園】
場所:愛知県名古屋市東区徳川町1001
最寄駅
・名古屋市営地下鉄名城線「大曽根」駅徒歩15分

道祖神と石神鳥居と合わせて参拝すれば効果アップ、洲崎神社

名古屋の街の真ん中に縁結びのパワースポットがあるのをご存知でしょうか。アクセスも良く、旅行や出張の際にも、お立ち寄りいただける場所にあります。ビジネス街ということもあり、地元の方よりも地方から来た方の方が多いとも聞いています。

愛知県名古屋市中区栄、この洗練された都会の中にちょっとユニークなパワースポットがあります。それは、洲崎(すさき)神社といいます。名古屋栄の繁華街から徒歩圏内で、ビルが建ち並ぶ中にひっそりと位置する隠れパワースポット的存在です。

今でこそ、決して広い神社ではないのですが、その昔は栄一丁目一帯がこの洲崎神社の境内だったと聞きます。だとすれば、かなり大きな神社です。地元の人からは、『牛頭(ごず)天王』と呼ばれることもあるそうです。

祀られているご祭神は、素戔鳴尊(すさのをみこと)と稲田姫命(いなだひめのみこと)です。そして、夫婦神とその八人の子供たちも併せて祀っています。

現在では、さほど広いともいえない洲崎神社ですが、中はなかなか盛りだくさんのご利益を期待ですます。本殿右には白龍龍寿大神が祀られています。仕事運や金運上昇にご利益があります。また祀られた十二支の像を巡る『洲崎十二支参り』というものもあります。縁結び、厄除、無病息災、商売繁盛を司ります。

本殿参拝、石神様と石神鳥居くぐり、道祖神の順番でお進みください。相殿の石神様は、布都御魂(ふつみたま)と道祖神がご祭神となっています。

まずは、本殿を参拝したら、すぐ右にある石神様へ向かいます。そこには太鼓橋という腹這いになって進む小さな橋があるのですが、その橋をまたぐように小さな小さな鳥居があります。それを腹這いになって通り抜け、運気上昇を祈願します。無事通り抜けて石神様にたどり着いたら改めて参拝してください。

ただし、かなり必死な姿になりますので、お一人で訪れた際には、ちょっと気が引けると思います。できれば、和気あいあいとした方と同行し、笑い半分の気持ちで行った方がいいかもしれません。

こちらの洲崎神社は、縁結びが最もポピュラーです。縁結びというと、恋愛成就の男女のイメージですが、しかし、それは決してそれだけを指すわけではなく、家族関係、仕事関係、友人関係など、人間関係全般を指します。

縁結びの祈願をするには、先に社務所で『縁結びの輪』を購入します。白い紙の裏に、自分の名前と、どのような縁に恵まれたいかを記入します。そして、縁結びの輪を手に握り、本殿に参拝してください。

無事参拝したら、ここからが大事です。傍にある『道祖串』様にお祈りをして、頭の部分をカパっととります。すると、串が出てきますので、ご自分の縁結びの輪を結びつけてください。これが奉納となります。そして、頭を戻し、道祖神に祈願します。

ここでご注意していただきたいことをお伝えします。洲崎神社には、お参りの順番が決まっているので、もし『道祖串』様に縁結びの祈願をするおつもりならば、本殿をご参拝する前に先に縁結びの輪をご購入ください。

【洲崎神社】
場所:愛知県名古屋市中区栄1-31-25
最寄駅
・市営地下鉄「伏見」駅7番出口徒歩15分
・市営地下鉄「大須観音」駅徒歩15分

桃太郎伝説が残る桃太郎神社

今回は、愛知県犬山市にある桃太郎神社をご紹介します。名前を聞いただけで、ミステリアスな感じがしますね。いったいどのような神社なのでしょう。こちらは、子供の健康、健やかな成長を祈願する神社のようです。

神社の周辺は、桃太郎公園となっており、いきなり昔話の『もも太郎』のキャラクターをかたどった石像が迎えてくれます。その造形は、少し不気味でもあります。よく見るとそれらは、『もも太郎』のストーリー通りに配置されているのです。

宝物館まで備えており、その景観を見ると、神社という厳かな場所というよりも、一種のテーマパークのような雰囲気も漂っています。

そう、ここはまさに『もも太郎』伝説の残るもも太郎を祀る神社なのです。もも太郎というと、全国的には岡山県の吉備や香川県が有名のようです。他にも全国に、もも太郎の出生の地があるようですが、いったいどこが本物の桃太郎出生の地なのでしょうか。

こちらの神社には、もも太郎のおばあさんが洗濯をしたとされる洗濯岩が残ってます。その洗濯岩は、おばあさんがいつも同じ姿勢で洗濯をしていたため、岩がすり減って、おばあさんの足跡が残っています。二の鳥居の前に展示されていますので、お越しの際は、ご覧ください。

また、この神社は、もも太郎の生まれた桃を拾ったおじいさんの屋敷跡に建立されたという説もあります。さらに、神社の奥にある桃山という山には、桃太郎が最後に姿を隠した場所で、太古からこの山はご神体として地域信仰の対象になっています。リアルな言い伝えがあり、とても興味深い話ですね。

ただ、少しややこしいのが、こちらでは、もも太郎を祀っているのですが、ご祭神は、大神実命(おおかむずみ)という神様なのです。こちらの神様は、襲ってくる邪気から逃れるために桃の実を使い難を逃れたことから、桃に神格を与えて生まれた神様といわれています。その桃の神様の生まれ代わりが、もも太郎なのです。

道路に面した公園からそのまま神社につながります。一の鳥居、二の鳥居を過ぎると、石段を登り、次に迎えてくれるのが、世にも珍しい桃型の鳥居です。ピンク色のこの鳥居は「この鳥居をくぐれば、悪は去る(サル)、病は居ぬ(イヌ)、災いは来じ(キジ)」という伝説があります。

また、もも太郎が桃から生まれた瞬間をかたどった石像の横にある岩には穴が開いています。そこを通り抜けるとご利益があるそうです。

桃鳥居の横には、口を開けたサルの石像があります。他のレリーフと同じように見えるのですが、こちらのサルの口の中を覗くと、おみくじを見ることがあります。これは、よくないおみくじが出たときに、「悪運はサル」として、参拝者がこのサルに食べさせたものです。

ここでは、桃太郎の知恵、勇気、健康、仁義のご利益と、七五三参りや子宝祈願もできるそうです。さすが、子供の成長に関わるパワースポットだけあり、子供に関してはご利益が高そうですね。

【桃太郎神社】
場所:愛知県犬山市栗栖大平853
最寄駅
・名鉄犬山線「犬山園地」駅タクシー10分

開運厄除けの守護神、大縣神社

愛知県小牧市にある田縣(たがた)神社は、男性のシンボルをご神体とする神社であるとご紹介しました。今回は、同じく愛知県の犬山市にある大縣(おおあがた)神社をご紹介します。現在では同じ読みで大県神社と表記することが通例となっています。

田縣神社が男根を祀った神社でしたが、こちらは、そう女性の女陰を祀った神社なのです。ご祭神は、大縣大神(おおあがたのおおかみ)です。尾張の国を開いたとされる祖神さまです。

田縣神社では、男根を象徴として、五穀豊穣を祈ります。対して、こちら大縣神社では、事業繁栄、開運厄除けの守護神となります。

こちらも毎年3月15日直前の日曜日に、田縣神社と合わせて『豊年祭』、別名『於祖々(おそそ)祭』が行われます。女陰をかたどった山車が練り歩きます。田縣神社とは、すべてに対して、対になっているのです。

田縣神社の豊年祭では、巫女さんが男根を持って練り歩きますが、こちら大縣神社では、女性が、女陰をかたどったコスプレ衣装を着て練り歩きます。

このように女性に対するご利益があるであろうことは、ひしひと感じます。境内には『十三参り』の案内もあります。女性は数え年で13歳は厄年ということで、少女から女性に変わる節目に祈祷を勧めるものです。

境内には多くの摂社があります。その中の一つ『姫之宮』には、玉姫命が祀られています。こちらには、田縣神社の男根に対応して、女陰をかたどった神石が奉納されており、古来より、縁結び、安産、子授けなど女性の守護神として崇敬されています。

姫之宮は、さすが女性の守護神というだけあり、社殿は鮮やかな朱色で、安産、子授け、女性特有の病気の治癒にご利益があります。社殿のすぐ左には小さな建物があります。その中には、さらに小さい鳥居が鎮座しております。まるでミニチュアのようなその鳥居は、開運招福鳥居といいます。

願い事を込めながら、そこをくぐるとその願いを叶えることができるそうですが、女性でもここをくぐることができそうな方は、かなり限定されると思います。なかなか厳しい願掛けです。

そして、姫之宮の奥には、『姫石』という石が祀られています。それは、女性の女陰を象徴する形になっています。そして、姫石と同じような石や木もたくさん祀られています。ちょっと言葉数が減ってしまう光景です。どのようにリアクションをすればいいのか困ります。

姫之宮の裏にある『むすひ池』は、人と人と結びつける霊水だそうです。祈願用の紙に願い事を書いて、賽銭を乗せたまま、その池に浮かべます。早く沈めば成就も早いそうです。池の側には、縁結びのご利益があるハート型の自然石があります。これを触ると良縁に恵まれるそうです。

また、絵馬も、独特です。胸の大きな裸の女性が描かれたもので、いかにも女性にとってご利益がありそうなものです。聞いた話では、女の子が生まれて欲しいときは、こちら大縣神社へ、男の子を授かりたいときは、田縣神社に祈願するといいそうです。

一緒に行く相手によっては、言葉に詰まりそうな神社ですが、子宝、安産の御祈願の際には、ぜひ足を運んでみたいパワースポットです。

【大縣神社】
場所:愛知県犬山市宮山3
最寄駅
・名鉄小牧線「楽田」駅徒歩10分

子宝、恋愛、夫婦円満に恵まれる田縣神社

神社の知名度はさほどないのですが、その祭事は、奇祭として世界的に有名な愛知県小牧市にある田縣(たがた)神社についてご紹介します。土着信仰に基づくかなり古い神社です。現在は田県神社とするのが一般的です。

こちらの神社の創建については、不明な点が多く、一説には弥生時代にまでさかのぼるといわれています。また、日本創世記から古墳時代にかけて、五穀豊穣、子孫繁栄を願って神々の真摯な祈りを捧げたと考えられています。

県内在住の方でも田縣神社と聞いてもピンとくる人は少ない、どちらかといえばマイナーな部類に入る神社なのですが、毎年三月に行われる『豊年祭』と聞くと、分かる方が多いのではないでしょうか。

このお祭りは、県内はもちろん、日本全国から取材が駆け付け、世界中のマスコミも取材に来るほど、話題の奇祭なのです。

子宝と農業の信仰を結び付けた神社で、ご祭神は御歳神(みとしのかみ)と玉姫命(たまひめのみこと)です。御歳神は農業を司る神様で五穀豊穣の守護神です。玉姫命はこの地を開いた神、子孫繁栄の神として祀られています。

こちらのご利益は、子宝、安産、縁結び、恋愛、夫婦円満、商売繁盛、厄除開運、病気平癒などがあります。ここまでお読みいただいて、さほど人々から注目を集めるようには思えませんね。いったい、何が話題なのでしょう。

実はここの神社は、境内のあちこちに男根をかたどった像が祀られているのです。本殿には、男性のシンボルとなる男根がご神体として祀られているのです。

神社の至る所に男根があり、少々目のやり場に困っている方々も多いようです。拝殿を大きな鈴さえも男根の形になっている徹底ぶりです。子宝を授かりたいという思いが満ち溢れています。

そして、毎年3月15日に、『豊年祭』、別名『扁之古(へのこ)祭』とも呼ばれています。春に行うことで、新しい生命の誕生を意味します。その祭りでは、直径60cm、長さ2mの『大男茎形(おおおわせがた)』と呼ばれる男根をかたどった神輿を、男性陣が担いて練り歩きます。

女性たちは、巫女となって一抱えもする男根を抱えて練り歩きます。それに触れると「子供授かる」と言われ、この祭事では、男根を「天」女陰を「地」と見立て、「天からの恵みにより、大地が潤い、五穀豊穣となる事と子宝に恵まれる」ことを祈願する祭事です。

その祭りの光景を見に、全国から、そして、世界中から見物客やマスコミが集まるのです。そして、土産物も男根をかたどった飴やチョコレート、フランクフルト、オブジェなどが堂々と売られます。

また、若い人たちに人気の御朱印を参拝の証としていただくことができますが、御朱印帳が人気なのです。表紙が田縣神社オリジナルのもので、やはり堂々とご神体が描かれているのです。旅の記念に買っていく人も多いそうです。

パワースポットとしては、ちょっと異質ですが、見るからに子宝祈願へのパワーは絶大そうです。ぜひ、3月15日は、田縣神社豊年祭にお出掛けください。

【田縣神社】
場所:愛知県小牧市田県町152
最寄駅
・名鉄小牧線「田県神社前」駅徒歩5分

仏法僧(コノハズク)で有名な鳳来寺で心を清める

愛知県新城市の標高695mの鳳来寺山の山頂付近にある真言宗の寺院である鳳来寺についてご紹介します。利修仙人が開山したと伝えられています。愛知県の鳥、コノハズク(仏法僧)の寺としても有名です。

本堂まで続く参道は、石段です。その石段の数は、1,425段もあり、本堂に行くまでが修行僧になったような気持ちにさせられます。この長い石段を上がっていくと、ゴール手前、心身ともに疲れきったところに、これでもか!と、さらに急な階段になります。

その急な石段を越えると『仁王門』が迎えてくれます。門の左右に金剛力士像が力強く待ち構えているのです。これは、江戸幕府三代目徳川家光によって建てられたもので、国の重要文化財に指定されています。

本尊は、開山した利修仙人が彫ったとされる薬師如来です。利修仙人は、霊木の杉の木から、薬師如来、月光菩薩、十二神将、四天王を彫刻しました。

利修仙人は鳳凰に乗って、日本全国を飛び回っており、三体の鬼を操ることができる仙人だったそうです。そして、亡くなるときに、その三体の鬼は本堂の地下に封じ込め、結界を張ったとされています。今でも本堂に地下には鬼がいるようです。

文武天皇の病気平癒の祈願を再三命じられたが拒みきれず、鳳凰に乗ってこの地に舞い降り、加持祈祷を行い、功を奏して文武天皇の病が治ったと伝わります。その功によって伽藍が建立されて、鳳来寺、鳳来寺山とされました。

また、徳川家康公が生まれたとき、鳳来寺の本堂に祀ってあった真達羅大将(寅の神)が忽然と消え、家康公が亡くなったとき、再び真達羅大将現れ、家康公は真達羅大将の生まれ代わりだという『寅童子』という伝説が残っています。鳳来寺は家康公と深い縁があったのですね。

パワースポットとしては、中央構造線上に位置しております。以前紹介した百間滝と同じ断層地特有のエネルギーが発せられ、特に鳳来寺山の山頂付近から強力なパワーが出ています。風水的にも龍脈上の地として知られているところです。

仙人が開山した山に、家康公が生まれ変わった真達羅大将が祀られ、中央構造線上にあり、風水の龍脈の地となれば、パワーがないわけがありませんよね。聞いただけで、パワーがみなぎってきそうです。実はここ鳳来寺は、女性にとって嬉しいパワースポットなのです。

徳川家康の生母がこの鳳来寺に訪れたことで、家康公を授かったと伝えられます。そのため、子授けのご利益があるとされます。その他にも、利修仙人の加持祈祷の伝えもあるので病気平癒、健康などのご利益もあります。不妊、病気に悩んでいる方に力を与えてくれそうです。

ただ、ご注意いただきたいのは、中央構造線の地のエネルギーは強すぎて、人によっては、パワー酔いのような状態になることもあるそうです。人によっては、石段を1,425段も登って疲れ切ったところに強いパワーを浴びてフラフラすることもありますので、危ないと思ったら引き返すことも必要です。

【鳳来寺】
場所:愛知県新城市門谷鳳来寺1
最寄駅
・JR東海飯田線「湯谷温泉」駅タクシー20分

平安の古きからガン封じで知られる無量寺

数あるパワースポットの中でも癌封じの寺として限定的なパワースポットは珍しいですね。通称『ガン封じ寺』として、昔から地域の人から愛され続けてきた無量寺(むりょうじ)についてご紹介します。

無量寺は、愛知県蒲郡市にある真言宗醍醐派の寺院です。創建は、平安時代になります。ガン予防の法話や祈祷などが行われています。ご祭神は、不動明王、ご利益はガン封じ、病気平癒、厄除となっています。

開山上人が全国行脚で当地を訪れ絶景を三ヶ根山中で荒修行をしておられる不思議なことに突然不動明王が眼前に現れ、この地に堂を建立したのがこの寺の始まりです。

御本尊西浦不動は秘仏であり、特に難病封じがご利益で、境内には全国から訪れた参拝者に寄るガン封じ絵馬がたくさん奉納されています。ガン封じ堂では、絵馬に描かれた人物像に、病を封じて欲しい個所を黒く塗って奉納します。

参道に沿って境内まで、その絵馬の多さに圧倒されます。これほどまでガン患いに苦しんでいることに驚きを隠せません。驚くことの多い無量寺ですが、まずこの参道を通るだけで驚かされます。

また名物住職によるユニークながん予防の法話を聞くこともできます。参拝し本堂に座ると、寺の由来とガン予防の法話を約10分間聞きます。ユーモアを交えた説法が大人気です。法話は毎日、随時無料で聞くことができます。

境内もユニークで、珍しいポイントがたくさんあります。本堂の手前には『西遊記』でお馴染みの玄奘三蔵法師ゆかりの中国の西安市にある大慈恩寺の『大雁塔(がんとう)』を三分の一に縮小復元した『日本大雁塔』という珍しい仏塔が鎮座しております。

要するにレプリカなのですが、それでも高さが20mもあり、なかなか見応えのある塔です。西安市の大慈恩寺とは、三蔵法師が天竺から持ち帰った経典の翻訳作業を行った寺で、その経典や仏像を収められたのが大雁塔なのです。しかし、なぜ大雁塔のレプリカがここにあるかは不明です。

本堂の奥に、中国の石窟寺院をモデルにしたといわれる「千仏洞巡り」があります。無量寺の境内にある千仏洞巡りでは、中国の敦煌、洛陽、蘭州の石窟寺院をモデルにしたもので、暗い通路の絵壁面に千体もの竜門石仏を配置し、洞窟の奥にはガンダーラの仏や大きな大日如来坐像や岩屋不動が安置してあります。

ちょっとした遊園地のアトラクションのような入口を見ると入ることをためらいたくなります。中は真っ暗、時折見えるランプやロウソクの明かりが、いっそうアトラクションっぽさを際立たせます。そして、線香の煙でずっと靄がかかったようにもなっています。

実際の中国の石窟寺院を知らないのですが、日本語の看板さえなければ、確かに日本とは異空間を彷徨っている感じにはなれます。10分もかからず踏破できますので、訪れた際にはお入りいただくといいと思います。

本堂裏手には、ミニ八十八カ所霊場巡りなるものあり、レンガ造りの小さな霊場が不規則に並んでいます。これもまたちょっとしたアトラクションっぽさが漂っています。

まだ、まだユニークなポイントはあります。無量寺の境内には、本堂の左手には宝物館、大黒恵比寿天堂があります。さらにその左には縁結び堂、身代わり不動の滝という人工の滝があります。

本堂右手にあるガン封じ堂には、またここにぎっしりの絵馬が掲げられています。本当にガンに苦しんでいる人の多さに驚かされます。

【無量寺】
場所:愛知県蒲郡市西浦町30
最寄駅
・名鉄線「西浦」駅徒歩10分

伝統的な茅の輪くぐりで厄払い、砥鹿神社

愛知県豊川市にある砥鹿(とが)神社の紹介です。本宮山の山頂、海抜789mに奥宮があります。本宮山は、1,000年もの長きにわたり大木が林立した千古の神山として敬われ、頂上付近の自然林は神域として保護され、愛知県天然記念物に指定されています。山麓に里宮があります。

砥鹿神社の歴史は古く、大宝時代、西暦701年に文武天皇の病を治めるための勅使草鹿砥公宣(くさかどのきんのぶ)が、本宮山の神を迎えて里宮が創建されました。

その後平安時代に入り、三河国の神社では筆頭格の扱いを受け、やがて三河国で最も格式の高い神社に認められ、『三河国一宮』とされる歴史由緒ある神社なのです。そし、この地域を一宮町と呼ぶようになります。

もとともは、太古より本宮山に祀られていましたが、豊川のこの地に移されました。東海地方の総鎮守として、広く朝野の崇敬を寄せられてきました。総檜造りの荘厳な建物で、大己貴命(おおなむちのみこと)をお祀りしており、交通安全、厄除守護、家運隆昌のご利益があります。

そして、あらゆる悩みに対してご神徳を発揮されます。規律を正し、団結力、結束力を高めてくれます。家庭内不和に悩む家庭、もめ事の多い職場の方などはぜひ参拝していただきたいと思います。

広い砥鹿神社の内にはいくつかの摂社もあります。天穂日命(あめのほひのみこと)が祀られている八束穂(やつかほ)神社です。大己貴命の荒神を祀る荒羽々気(あらはばき)神社です。

せっかく砥鹿神社で参拝したら、ぜひとも本宮山山頂にある奥宮にも足を運びたいものですが、登山客もいるようですが、車でなければ行けそうにもありませんので、ぜひとも車でお越しください。ここを歩いて参拝していたと思うと、昔の人はすごいですね。

本宮さんスカイラインを進んでください。ただし、駐車場の利用時間が午後3時半までとなっているのでご注意ください。時間の余裕を持って参拝するようにしましょう。

本宮山は、里宮の北方にそびえる海抜789mの秀麗な山で、東三河地方では、古代から信仰の山として崇められています。山頂の奥宮には、境内に大小の磐座(いわくら)が点在します。磐座とは、神が宿っているといわれる大きな岩の遺物です。山麓には古墳群が分布し、古代から山自体が信仰の対象であったと思われます。

山頂からの眺望は素晴らしく、天候が良好ならば、三河湾はもとより、アルプス連峰、そして、富士山までも見ることができます。富士山を見るポイントは立て看板がありますので、ぜひご覧ください。三河の一宮から日本一のパワースポットである富士山を眺められ、遥拝できるとはすごいですね。

とても立派な赤い鳥居が迎えてくれます。それを抜けると今度は石造りの鳥居が迎えてくれます。拝殿の守見殿神社(もりみでんじんじゃ)、ご祭神は、大己貴命和魂(おおむちのみことのにぎみたま)です。

夏場でも涼しいその場は空気が澄んで癒されます。こちらでは、車祓い、子宝のご利益があるそうですが、この場に来ただけで、神様に近づいたようにも感じます。

【砥鹿神社】
場所:愛知県豊川市一宮町西垣内2
最寄駅
・JR「三河一宮」駅徒歩5分
奥宮は、里宮から車で45分、本宮山登山口から徒歩2時間となります。

地元では「津島のお天王さま」と崇められる津島神社

熱田神宮(名古屋市)、尾張大國霊神社(稲沢市)、針綱神社(犬山市)、千代保稲荷神社(岐阜県海津市)と合わせて尾張五社に含まれる津島神社は、東海地方を中心に全国に約3000社もある津島神社の総本山にあたります。摂末社が34社もあります。

愛知県津島市にある津島神社は、1500年近い歴史を持ち、古くは津島牛頭天王(ごずてんのう)社と称され、現在でも「津島の天王さま」と呼ばれ、地元の人に愛され続けています。牛頭天王とは、神仏習合の神のことを指します。

古くは織田信長、豊臣秀吉もここを崇敬しており、多くの寄進をしました。織田信長は、ここを氏神とし崇敬し、社殿の造営を施しました。その証に織田氏の家紋と津島神社の神紋は同じものなのです。

豊臣秀吉は桜門や社領を寄進し社殿を修繕、改築に厚く保護しました。江戸時代には、尾張藩主より幕府公認の朱印地となり、庶民に広まることになります。当時、人々は伊勢神宮に参ることがポピュラーな行事でしたが、「津島参らにゃ片参り」といわれ、その際に立ち寄る場所が、ここ津島神社だったのです。

秀吉が寄進した朱色の桜門は、目を惹きます。檜茅葺で桃山時代を象徴する荘厳な造りで、重要文化財に指定されています。対して南門は息子豊臣秀頼が秀吉の病気平癒を祈願して寄進したものです。

津島神社では多くの神様を祀っています。ご祭神は建速須佐之男命(たてはやすさのおのみこと)です。日本神話の中でも最もメジャーでスケールの大きい神様です。配神となる相殿神(あいどのしん)は大穴牟遅命(おおなむちのみこと)、別名大國主命(おおくにぬしのみこと)です。

天照大神の弟建速須佐之男命は、父の伊邪那岐神(いざなぎ)の言うことを聞かないがために怒りを買うことになり追放されます。その後、出雲の国で八岐大蛇(やまたのおろち)を退治して大蛇の腹から出てきた天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を天照大神の渡し、怒りを治めてもらいます。

その後、建速須佐之男命の荒魂(あらみたま)は出雲に留まり、和魂(にぎみたま)は対馬の地に収まり、それが津島神社の始まりとなります。荒魂と和魂は魂の二面性と思っていただければよいと思います。

出雲大社の神と同じ神の魂が祀られているとは、なんとも心強いですね。やはり、摂末社の中でも、建速須佐之男命の奇魂(くしみたま)を祀る柏樹(かしわぎ)社がパワーが特に強い摂末社です。

古代の日本神話から戦国の武将、そして、江戸時代には庶民の間に広まった津島神社には、いったいどのようなご利益があるのでしょうか。

こちらは疫病除け、厄難除け、医療、殖産興業、夫婦円満、良縁、縁結び、授福など、あらゆるご利益があり、大願成就、奇跡を起こす力も授けてくれるそうです。

毎年7月の最終土日に行われる尾張津島天王祭は、日本三大川祭の一つでもあり、全国から見物客が訪れます。ぜひ、この機会に歴史ある津島神社にお越しいただき、ご利益を授かるようにしてください。

【津島神社】
場所:愛知県津島市神明町1
最寄駅
・名鉄津島線「津島」駅徒歩12分

尾張開拓の祖「天下明命」を祀る真清田神社

愛知県の北西部にある一宮市、そのアクセスによいオフィス街にある真清田(ますみだ)神社は、近年、パワースポットとして注目を集めている古い歴史を持つ神社です。その広さは、3万平方メートルを超える広さを持つ大きな敷地です。

ご祭神は、天火明命(あまのほあかりのみこと)という、太陽を神格した神様です。力を与え、開墾、農耕を司り、この地域の産業の守り神とされており、岐阜城が建つ金華山を気が発生する源とする祖山とします。

金華山より真南に位置する真清田神社には、金華山のパワーが流れてきているので、たいへん地相のいい場所にあるようですね。岐阜城にもパワーを与えている金華山は昇龍のパワーを持っており、その強力な気が真清田神社にも届いているようです。

戦時中に空襲で焼失した本殿などには、伊勢神宮から特別に御下賜(かし)された古材を使って再建されました。現在では、国の登録有形文化財に指定されています。

さて、ここ真清田神社では、どのようなご利益をいただけるのでしょうか。ご祭神の天火明命は、物事を良い方向に向かわせる力があるので、仕事運、出世運へのご利益があります。ビジネス街にあるということで、ビジネスパーソンもよくここを訪れます。

このように山の気が流れる場所でもあるのですが、実は水の気も強く龍神とも関わりが深い場所のようです。平安時代、弘法大師が雨乞いを祈願した際、ご祭神が八頭八尾の大きな龍に乗って現れ雨を降らせ、以来『水神』として崇拝されたという伝承が残っています。江戸時代には、尾張藩主も晴雨祈願を行っていました。

境内には、その龍神が鎮まったらしい大きな神池があります。そのほとりには、弘法大師が召喚した龍神様を祀った祠もあります。

このように山の気、水の気が出会う場所なので、精神力の強化、願望成就など現実的な願い事を叶えることに向いています。精神力の強化により、自発的に行動できるようになれそうです。引きこもり気味の方には、ありがたい場所かもしれませんね。

境内には霊水が飲める神水舎があります。梁と屋根で囲われたこの場所には、中央に無病息災を祈る井戸があり、左右に井戸を挟むように『霊水』と『おもかる石』があります。霊水はこの地から湧く井戸水です。平安時代には、白河天皇が病気を治したともいわれています。

パワースポットで湧き出る水と聞くと、ワクワクしますね。それを飲むことで物理的にパワーを体感できるので、起こしの際には、飲み忘れることのないようにしてください。また、ペットボトルに霊水を汲んでいくことも可能ですので、ぜひお持ち帰りください。

敷地内に居は、あちこちに常緑樹の楠が植えられおり、常に緑に覆われているのも特徴です。楠とは、子孫繁栄、国家繁栄の象徴ともいわれています。その楠の中にも注目を浴びているものがあります。

元々は1本だった楠が生育途中で2本に分かれた『夫婦楠』、摂社である服織(はとり)神社にある『幸運楠』、1本の楠が根元付近で5つに分かれた『御縁楠』などがあります。待ち受け画像にしてもいいかもしれませんね。

【真清田神社】
場所:愛知県一宮市真清田神社1-2-1
最寄駅
・名鉄線「一宮」駅徒歩8分
・JR「尾張一宮」駅徒歩8分