「鹿島立ち」…事を始めるならここで祈願、鹿島神宮

『鹿島立ち』という言葉をご存知でしょうか。何かを始めるとき、茨城県鹿嶋市にある鹿島神宮に行って祈願するのです。関東最強レベルのパワースポットで勝負運を高めましょう。

その『鹿島立ち』の言葉の源なった理由は、鹿島神宮の位置です。鹿島神宮は、吉野山・伊勢神宮・富士山・明治神宮・皇居と一直線に続くレイラインの東端に位置するのです。鹿島神宮の一の鳥居は太平洋の明石浜にあり、神々の通り道の東門にあたる位置なのです。

レイラインのスタート地点『すべての始まりの地』が『鹿島立ち』という言葉に集約されたのですね。さらに境内はレイラインの基づき、直線的に社殿、参道、鳥居、要石に配置されています。

ここは全国に点在する鹿島神社の総本山で、関東最古の神社です。平安時代から神宮と称されるのは、伊勢神宮、鹿島神宮、香取神宮しかなかったのです。創建は初代神武天皇が即位と同じ紀元前660年。日本の皇室の紀元と同じなのです。まるで日本の歴史そのものです。

ご祭神は、武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)です。日本神話最強の武神であり勝利の神です。さらに、海や雷を司る神であり、魔を退ける神でもあるのです。まさに最強の神様といえます。

鹿島神宮のご利益は、人生の開運の力、人の上に立つリーダー、起業家、また人生における転換期に参拝することで、勝負運、決断力、行動力、統率力を高めることができます。

当然のように本殿周辺は強いパワーがみなぎっています。実はその奥に進む奥宮の方が強いパワースポットになっています。なお、本殿参拝の前に風習として摂社の高房神社を参拝する習わしとなっています。ご注意ください。

参道は大鳥居から一直線に作られています。もとは奥宮が本殿だったので、拝殿を過ぎてからのさらに奥参道が続きますが、やはり一直線です。これもレイラインに基づいているのですね。この奥参道の突き当りが奥宮です。まるで影のボスのような存在です。また、この奥参道の途中に鹿園があるのに驚きます。

奥宮には要石が守られています。この石は地震を起こすナマズを押さえつけるための地震封じの霊石で、鹿島神宮の中でも最も強いパワースポットになっています。なお、地上に出ている部分はほんのわずかですが、大部分が地中に埋まっているそうです。

東日本大震災の際にも、巨大なエネルギーが放出され関東地方の被害を抑えたといわれています。このことから、要石の効力は、自分以外のものを守り続けることで、リーダーとして大事なものを守る力や協調性をもたらすパワースポットなのです。

奥宮から下りたところにある、清く澄んだ霊水が溢れる御手洗池も強いエネルギーが発生しているポイントです。現在でも大勢の人々が大寒の禊行の際に、この池に入り祝詞を唱えます。

ここはエネルギーが強すぎるため、これから起業しようとする方などは、強い決意と計画を持ってご参拝ください。計画が漠然としていて迷っている方は、別の神社で祈願した方がおススメです。

【鹿島神宮】
場所:茨城県鹿島市宮中2306-1
最寄駅
・JR「鹿島神宮」駅徒歩10分