すさんだ心を癒すなら、柴又帝釈天で寅さん気分

正式名称は経栄山題経寺(きょうえいざん だいきょうじ)といいます。日蓮宗の寺院、それがいわゆる柴又帝釈天のことです。なんといっても映画『寅さん』シリーズでお馴染みですよね。近くには『寅さん博物館』まであり、ここに来ると映画の世界に入ってしまった気分になります。

商店の並ぶ参道を進むと、まるで、本当に寅さんやさくら、おいちゃん、おばちゃんに出会えそうな気分に浸れます。柴又は、草団子が名物なので、参拝の帰りに、ぜひお立ち寄りください。

「帝釈天」とは、神様の名前であって、神社の名前ではありません。仏教の守護神を指すそうです。仏様を守る神様なのですね。それを聞いたでけで、なにかものすごいパワーを感じます。柴又では単にここ題経寺を「帝釈天」と指すようです。それほど地元の人たちにとってみると、厳かで大切な場所なのでしょうね。

柴又帝釈天は病気の治癒、不老不死にご利益があります。こちらには浄行菩薩さまが祀られています。体に痛みや病気の気配がある場合、この菩薩さまと同じ箇所をさすってください。痛みや病気が治るそうです。

また、江戸で疫病が発生したときも、日敬上人が病人を治し、疫病を抑えたといわれます。そのとき上人が飲ませたのが『一粒符』という、珍しい「飲むお守り」。そのお守りが今でも置いてあります。有料300円ですが、体に入れるお守りなら、効き目も絶大かもしれません。

柴又には元気なご年配の方が多く見られますが、柴又帝釈天のおかげかもしれませんね。ぜひ、お求めください。不老不死が実現したら驚きますが、体調は良くなりそうですよ。

柴又帝釈天は、このように昔から『不老不死の寺』として有名でしたが、どうやらここは縁結びと恋愛運に効果があるようです。女性なら、観光を兼ねて訪れたいですね。天界にいる帝釈天の奥様は、天界では最も美しい光徳天さまです。天界のおしどり夫婦としても有名なので、恋愛運に効果のあるパワースポットなのですね。

そして、特に障害があったり、ライバルの多い恋愛に効果があるそうですよ。恋敵がいそうな方は、ぜひライバルよりも先にここに訪れて、帝釈天さまのご加護を受けられるといいですね。

そして、無事参拝が済んだら、ぜひ奥の彫刻ギャラリーをご利用ください。拝観料400円が必要となりますが、一枚の板から浮き彫り状に彫られた彫刻には圧倒されます。帝釈天が見守る仏教の世界観が彫られています。庭園観覧といっしょにお楽しみください。

まるで絵本を見ているように、彫刻がストーリー展開をしていますので、字はなくとも、仏様と神様の関係がよく分かります。このギャラリーは意外と知られていないのですが、外国人の方も多く拝観していますので、庭園観覧といっしょにお楽しみください。

お帰りの際には、『寅さん博物館』にお立ち寄り、今見た風景が映画の世界に登場しているのを見ると、セット撮影では味わえないリアルな映画の世界を堪能することができます。

【柴又帝釈天】
場所:東京都葛飾区柴又7-10-3
最寄駅
・京成線「柴又」駅徒歩3分
・北総公団線「新柴又」駅徒歩12分

商売繁盛、三社祭で有名な浅草は街中がパワースポット

世界中から多くの観光客が押し寄せる東京を代表する観光スポットといえば浅草。この地は、風水的に見ると、自然と人が集まり富み栄える土地になる宇關中という地にあたるそうです。

さらにすぐ近くにスカイツリーができたことで、気の流れが浅草に流れ、観光客、参拝客がますます増えるそうです。なんとも縁起のいい場所のようですね。

その中心となるのが、浅草寺(せんそうじ)。ここを訪れただれもが、雷門の大提灯を背に写真を撮りますよね。浅草寺は、天台宗聖観音宗の総本山で、1400年以上の歴史を持つ、都内で最も古いお寺です。

雷門は、テレビでもお馴染みの浅草の顔でもあります。日本で最も有名な表参道の入り口ですね。表側には、風神・雷神像、裏側には天龍・金龍像が守っています。必ず一礼をしてくぐるようにしてください。

ここは、浅草観音として、民衆信仰の中心地となり、宗教、宗派に関係なく、すべての参拝者を受けて入れてくれます。外国人が多いのも頷けます。パワースポットには関係ありませんが、お寺の関係者、仲見世のお土産屋の年配の店員さんが皆流暢な英語で接客をしているのを見ると感心します。

ここは龍神が守護神となっている『龍神の寺』でもあります。すぐ向かいに流れる隅田川は江戸を守る青龍といわれています。水との関係が深いお寺でもあります。手を清めるための水にも龍神の気が含まれますので、しっかりと水に触れ、浅草寺のパワーを吸収してください。

手や口を清めるお水舎には、龍の絵、沙竭羅龍王像など見られ、ここが龍にまつわる場所であることがよく分かります。なお、お水舎にある沙竭羅龍王像はレプリカです。高村光雲が彫った本物は、宝物殿に安置されています。

こちらのご本尊は、1400年前、その隅田川で漁師の兄弟が引き上げた仏像です。これが聖観音像(浅草観音)。この観音様は、すべての仏さまの中でも最も慈悲深い仏様といわれています。本堂で合掌し、「南無観世音菩薩」とお題目を唱えてください。不安が消え、危険から逃れることができる効果があります。残念ながら聖観音様は秘仏なので観ることはできません。

浅草寺は、風水的に人が集まる地のパワーと、聖観音が守護する聖域として守られている活気あるパワースポットです。この土地全体が縁起がいいので、肌身離さず持つようなものを仲見世で買うといいかもしれませんね。

浅草寺に行けば必ず通る、仲見世通り。あまりの活気に圧倒されそうになります。両側に商店が立ち並ぶ参道です。まさに、ここを通るだけで、運気がアップしそうな強いエネルギーを吸収できそうです。

浅草寺まで来たら、すぐお隣の浅草神社、別名三社様に足を運んでみましょう。ここは、江戸時代までは、浅草寺と一体でしたが、明治の神仏分離の政策によって、分離された神社です。ここは、江戸時代には幕府の祈願所としての神社でもありました。

聖観音を引き揚げた兄弟と、浅草寺の創建をした僧侶の三人を祀ることから、三社様といわれます。5月の三社祭など、古くから江戸の名物行事が行われていますね。

浅草のパワースポットはまだまだたくさんあります。この町全体が活気にあふれており、いるだけで元気が出てきます。最近元気ないと思いの方には、ぜひ、丸一日浅草のパワースポット巡りをおススメします。

【浅草】
場所:東京都台東区浅草2-3-1
最寄駅
・東武スカイツリーライン「浅草」駅徒歩5分
・東京メトロ銀座線「浅草」駅徒歩5分
・つくばエクスプレス「浅草」駅徒歩5分
・都営地下鉄浅草線「浅草」駅A4出口徒歩5分

庶民を見守るパワースポットなら神田明神

神田明神といえば、神田祭が有名ですね。江戸三大祭でありながら、日本三大祭の一つでもある男気のあるこの祭りには毎年多くの観光客が訪れます。

天平の時代から続くといわれているこの祭りは、収穫祭として始まったものでしたが、江戸時代に入ると幕府と庶民が一緒になって「天下祭」として盛大に行われるようになりました。庶民のつくった山車が江戸城の敷地内に入り、将軍はじめ幕府の役人も一緒になって楽しんだ盛大な祭礼であったと伝えられています。

神田明神は江戸城の表鬼門除けに位置する江戸総鎮守の神様です。歴史は少々複雑で、初め天平時代には大手町に創建されました、それが江戸幕府が開かれ駿河台に移転、さらに現在の神田に移ったとされます。

神田に鎮座したことで、都心における仕事運、商売繁盛の祈願としては外せない重要な神社となりました。特に男性に効果があるパワースポットといわれていますので、ここ一発勝負のとき、ここで参拝してみてはどうでしょうか。

祀られているご祭神は、大己貴命、少彦名命、平将門命となっております。一之宮には、大己貴命(出雲大社の大国主命の若き頃の名前)が祀られ、国造り、縁結びに効果があります。二之宮には、少彦名命が知恵と健康、商売繁盛を叶えます。

そして、三之宮には、平将門命が祟り、厄災を鎮めるたに祀られております。厄除け、勝負運を高めます。ところが、あまり知られていないのですが、この平将門命がここ神田明神の実質的主祭神なのです。

平将門命は、江戸の守り神でありながら、関東の祟り神でもあります。しかも、関東を平定した勝負運の強さを崇められ同時に、朝敵でもあるので表だって主祭神にはされなかったそうです。今でいう、大人の事情というものですかね。

また、神田明神と成田山新勝寺を同時期に参拝するのも禁忌となっていますので、ご注意ください。成田山新勝寺は平将門を滅ぼした祈祷の地とされていますので…。神田明神の氏子は行くことさえ禁忌とされているようです。やはりパワースポットとは、良くも悪くもパワーがある場所なのですね。

因みに最大のパワースポットである皇居(江戸城)は、表鬼門にここ神田明神、裏鬼門に日枝神社が祀ることで、厄除けをするなど、風水の知識を完璧に実行しています。東京(江戸)という都市自体が、完全な風水都市であることを再認識させられますね。

ここは仕事始めの参拝で、多くのビジネスマン、経営者が訪れます。ビジネスパーソンたちにとって最も有名な神社ではないでしょうか。最近では、セ〇ムのステッカーの横に、神田明神のお札を貼っている会社も増えてきたといわれます。

また、徳川家康が関ヶ原の戦いの前にここ神田明神で戦勝祈願をし、勝利したことから、勝負運に効果があるとされます。このことから、多くのスポーツ選手の参拝が三之宮で必勝祈願をも多いことで有名です。きっと2020年の東京オリンピックの際にもたくさんの関係者訪れることでしょうね。

また、ここ数年古き伝統の中で、新しい文化も取り入れられるようになってきました。おかげで、参拝者の層が変わってきているのです。それは神田明神がアニメ『ラブライブ!』の舞台になったことです。境内にはアニメキャラクターの絵馬やお守りが目に付き、時代の変遷を感じます。将門公や家康公もびっくりでしょうね。

【神田明神】
場所:東京都千代田区外神田2-16-2
最寄駅
・JR「御茶ノ水」駅聖橋口徒歩5分
・JR「秋葉原」駅電気街口徒歩7分
・東京メトロ「御茶ノ水」駅聖橋口徒歩5分
・東京メトロ「新御茶ノ水」駅聖橋口徒歩5分
・東京メトロ「末広町」駅徒歩5分
・東京メトロ「秋葉原」駅徒歩7分

土地神の平将門首塚は、強大なパワーを誇る危険な場所でもある

千代田区大手町というビジネス街に、ポツリと鎮座する『平将門の首塚』。地元では将門塚(しょうもんづか)とも呼ばれ、勝負運を向上させるパワースポットとなっています。祀られているのは、まさに字のごとく平将門の首。

平将門は平安末期関東で乱を起こした人物ですね。下総に独立国を立ち上げようと画策し、志半ばに平貞盛や藤原氏敗れ、打ち首にあいました。その首は、京都でさらされたのですが、突然関東を目指し飛び去った伝説があります。そして、その首が落ちた場所がここなのです。

平将門は、崇徳天皇、菅原道真とともに「日本三大怨霊」の一人とも呼ばれています。だから、この地はパワースポットでもありながら、その反面強大な祟りがある心霊スポットでもあるのです。だから、人によって、この地を聖地と感じたり、恐ろしい場所と感じたり、その反応は様々らしいです。

そんな恐ろしい場所がパワースポット?と思われるかもしれませんね。そのいわれはいったいどこからきているのでしょうか。平将門の首塚がパワースポットといわれる所以をご紹介しましょう。

心霊スポットなんて書きますと、湿った薄暗い場所のように思えますが、こちらこじんまりしてはいますが、ビルに囲まれてはいますが、いたって明るい場所にあり、人通りも多く、現在では目の前でオリンピック関係の工事がひっきりなしに行われています。

気が付くと、ここを通るごく普通の方が、足を止めて将門塚に向かって一礼していく方が多いのです。散歩途中の年配の方、ごく普通のサラリーマンの方などが、軽く一礼していくのが印象的です。

霊感のある方は、首塚自体には霊的なものや怨念は感じられないという方もいらっしゃいます。これはすぐ近くにある皇居からの空気が流れているからともいわれています。ただ、塚の中心には思い空気があるそうです。ちょっと一般の我々には分からないですね。

この塚にまつわる恐ろしい話はたくさんありますが、今回はパワースポットの紹介ということなので、それ系の話は別の機会としましょう。ただ、平将門は、反皇族の立場の人だったらしいので、ここと皇居は同じ日に行かない方がいいともいわれています。観光で来た方など、二の足を踏んでしまいそうですね。

決して、伝説や怨念話を信じるわけではありませんが、国や役所がこの地を取り壊したり、移動することをしないという話を聞きますと、端から否定もできません。現に、ここはオフィスビルの間に窮屈に押し込まれたような位置にあり、ビルの建設においても不便であろうことが一目瞭然だからです。

塚に入ると、石碑の周りには大きなガマの置物がいくつか置いてあります。これは将門の本拠地茨城につくば山があり、その山がガマで有名な場所であったことにあります。また、将門の娘がガマの毒気によって妖術使いになったという伝説もあります。

その他にも、京都でさらされた将門の首が、無事に関東に戻ってきたことから「無事にカエル」という意味も込めてあるそうです。

一見、平将門とガマは無関係のようにも感じますが、つながりはあるのですね。そんなことで、出張が決まったサラリーマンや地方転勤が決まったサラリーマンが「無事カエル」というゲン担ぎに、ここで参拝するのも有名ですね。

パワースポットの紹介とすると、ちょっと不思議な場所ですが、手軽に行ける場所ですので、ぜひ一度お立ち寄りください。

【将門塚】
場所:東京都千代田区大手町1-2-1
最寄駅
・東京メトロ・都営地下鉄「大手町」駅C5徒歩5分
(ビルの奥まった場所にあるので、初めて行く方には分かりづらい位置にあります)

パワースポットだらけの高尾山でご利益巡り

高尾山は東京都八王子市にあります。パワースポットが集約した山といえます。都心からの交通の便も良いため日帰りで満喫できる観光地としても有名です。標高600メートルという山登り初心者でも十分楽しめる高さです。

今でこそ観光地として名高い山ですが、元々は信仰深い参拝者が訪れる霊山です。修行の地としても有名で、昔から多くの僧侶がここを訪れます。

その歴史は1300年もあり、大自然が生み出すパワースポットです。天狗信仰が盛んなのはご存知の通り。至るところに天狗の像が祀られ、まさに本物の天狗が出現するかもしれない深い大自然に囲まれます。

この大自然のパワーを感じることのできる高尾山の中にある数々のパワースポットをご紹介したいと思います。この山にはたくさんの開運ポイントがあります。ぜひ、ご自分の開運のご利用ください。

まず目が付くのは、ケーブルカー高尾山駅を降りてすぐ。タコ杉の横に鎮座する『ひっぱりだこ』です。タコ杉からパワーを得たタコの像。撫で拝むと仕事や人気がひっぱりだこになるそうです。有名になりたい方はぜひ!

タコ杉といわれるのは、この地に参道を作る際、邪魔になっていた杉の根がタコ足のように巻いて参道を開いたことから。または、開運杉と称されます。しかし、樹齢450年のタコ杉を触ることができないため作られたのが、この『ひっぱりだ』の像です。

参道を進んで行くと、道が二手に分かれます。「男坂」と「女坂」です。「男坂」は急な108の階段、「女坂」はゆるやかな坂道となっており、登り切ると再び合流します。「男坂」で一段一段噛みしめ煩悩を落としてみてもいいのでは。

やがて荘厳な四天王門が迎えてくれます。厳かな気持ちで門をくぐり、心を清めて薬王院境内に進みましょう。そして、まずは目・耳・鼻・舌・体・心の六根を清める『六根石車』を回しましょう。「懺悔六根清浄」と唱えながら、六根石を見つけて6回ずつ回します。

心を清めたら、願い事をします。本堂には天狗のシンボルでもあり、勝負運のご利益がある飯縄権現と、病気、貧困孤独から救ってくれる薬師如来が祀られています。

『六根石車』のすぐ向かいにある『願叶輪潜』で、願掛けをしながら輪くぐりをし、願い事が御本尊に届くように祈願します。

商売繁盛、金運アップを願う人は、『八大竜王堂』の金の像の足元から湧き出る清められた水でお金を洗ってください。これで金運招福の運気が上がるといわれています。

さらに、縁結びを願う人は、『俱利伽羅龍』の2つの龍の像と、その間にある剣に恋人、友人、仕事などの良縁を願い、5円玉を赤い紐で結び付けてください。

高尾山には富士山からの龍脈が流れ込むため、山頂に立てば富士山に登るのと同じパワーのエネルギーが得られるといわれています。ぜひ、山頂から富士山を直接眺め、いい運気を吸収してください。

ここでご紹介できるパワースポットは一部ですが、高尾山は山全体がパワースポットの宝庫となっているので、一日かけてゆっくり回ってみるのもいいと思います。

【高尾山】
・JR中央線「高尾」駅→京王線「高尾山口」
・JR新宿→京王線「高尾山口」
ケーブルカー
・高尾山口駅徒歩5分→ケーブルカー「清滝」駅

夫婦円満、家庭円満のことなら明治神宮

原宿にはよく出掛ける方もいらっしゃると思います。また、地方から東京に遊びに来られた方も原宿には足を運ぶ方が多いのではないでしょうか。せっかく原宿まで来たら、ぜひ明治神宮にお立ち寄りください。

ここは初詣の参拝者数が日本一を誇る神社です。祀られているのは、明治天皇と皇后です。古事記の時代の神様よりも実感があるのではないでしょうか。歴史は浅く、明治天皇の御崩御のあと、国民の声が高まり大正9年に創建されました。まだ100年も満たしておりません。

実は2020年に建立100周年を迎える予定ですので、オリンピックと合わせて大きな行事が行われそうですね。今から楽しみですね。わずか100年足らずで、ここまで自然が生い茂る森になったのには驚きです。よほど強いパワーがあるのでしょう。

ここはもとは森ではありませんでした。100年後の完全な自然林になることを見込んでの人工林だったのですが、思った以上のパワーにより現在ではすっかり自然林になったのです。その中に明治神宮は鎮座しているのですね。

では、この比較的歴史の浅い明治神宮は、どうしてこんなに強力なパワースポットになっているのでしょうか。もちろん明治天皇が祀られていることは重要なのですが、ほかにも理由がありそうですね。

この明治神宮がある土地は、日本最大のパワースポットである富士山から皇居に向かう龍脈が合流する地点にあるのです。ここは大地の気がみなぎる場所=龍穴のパワースポットに位置するのです。だから、強力なパワーのある場所なのですね。

龍穴の強大なパワーがみなぎっているので、自然エネルギー、癒しのエネルギー、浄化と再生を促すエネルギーがすべてそろっている貴重なパワースポットなのです。

原宿駅からすぐの場所にある大鳥居=一の鳥居は、日本最大の木造の鳥居です。樹齢1500年の木から作られたといいます。そこから続く南参道は、良縁、縁結びのパワースポットとして有名ですね。鳥居をくぐるとすぐ右側にある大木にパワーが宿っています。

そして、二の鳥居、三の鳥居をくぐり社殿に向かいます。拝殿の左にある2本の御神木は『夫婦楠』と呼ばれ、「夫婦円満」「家内安全」に効果があります。これが夫婦円満のパワースポットと言われる所以ですね。しかし、神聖な御神木なので、触るのは禁止です。拝殿での参拝後、拝礼するようにしましょう。

広大な神域なのですべてを紹介をしきれませんが、次に必ず訪れるとよい場所は『清正井』です。ここは枯れることのない湧き水。強い浄化作用に満ちています。しかし、陰陽がはっきり出る「陰呼」という場所で、天候が悪い日には悪い気を受けやすいので訪れない方がいいでしょう。

オシャレな町原宿に行く際には、ぜひお立ち寄りください。そこで厳かな気に包まれ、パワーを吸収してください。

【明治神宮】
場所:東京都渋谷区代々木神園町1-1
《原宿口・南口》最寄駅
・JR山手線「原宿」駅
・東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前(原宿)」駅
《代々木口・北口》最寄駅
・JR山手線「代々木」駅
・都営地下鉄大江戸線「代々木」駅
・東京メトロ副都心線「北参道」駅
《參宮橋口・西口》最寄駅
・小田急線「參宮橋」駅

出世運、上昇運を願うなら、赤坂日枝神社

千代田区永田町、国会がある場所としても有名ですね。周りには国家の重要な建物、高級ホテルが立ち並んでいます。その日本の重要地に鎮座するのが赤坂日枝神社なのです。幾度もの火事などの憂き目に遭いましたが、その歴史は800年以上ある由緒正しき神社です。

毎年、多くの参拝客が押し寄せるこの神社、今年2016年はさらに、多くの方がここを訪れます。なぜなら、ここには狛犬ならぬ、申がお出迎えしてくれる申神社として有名なのです。申年の2016年こそ、ここに来てパワーを吸収してください。

申(猿)とはもともとは人間と神様の間を取り持つ存在といわれています。その使いを「神猿」と書いて、「まさる」と呼びます。その響きから、「勝る」とも「魔去る」とも考えられ、勝負運の神として崇められ、猿の音を「えん」とし、縁結び、商売繁盛としも崇められています。

本殿右側にはオスのサルが来訪者を迎えてくれます。本来、猿は山の守り神であるため、動植物を育てるものと考えられました。それにあやかり、商売、ビジネスを成功させる出世運、上昇運にご利益があります。場所柄もあり、当然のように政治家、企業を経営する人たちもことあるごとに利用しています。

本殿に向かって左にはメスザルが子ザルを抱いている狛猿が置かれています。子宝、安産にご利益があり、この像を触れる女性が頻繁にみえます。

仕事運、出世運などの商売繁盛の祈願というどちらかといえば男性的な開運。そして、縁結び、恋愛成就、子育て、安産祈願など多彩なご利益を得ることができる女性面にいい開運という両面を持つ神社なのですが、いったいそれはなぜでしょう。

実はここ赤坂日枝神社の奥には隠れパワースポットがあるのです。日枝神社に奥には、末社といって、比較的規模の小さな神社が隠れるように鎮座しているのです。

右には『猿田彦神社』、左には『山王稲荷神社』という二種類の神様を祀っているのですね。『猿田彦神社』は、物事を良き方向に導く神様。『山王稲荷神社』は、京都の伏見稲荷の千本鳥居を思い起こさせるように長い鳥居のトンネルを抜け、幸運体質にしてくれるパワースポットなのです。また噂では、ここの鳥居を写真に撮ると、不思議なものが写りやすいともいわれています。

この日枝神社も広大です。そのため、入り口が4つありますが、最もパワーが強いのが、正面入り口にある「男坂」です。急な階段が続く正式な参道になっています。

体力に自信がない方は、山王の入り口をご利用ください。こちらには、エスカレーターも設置してありますので、小さなお子さんやお年寄りの方にご利用いただけます。初めて見ると、外にあるエスカレーターというのも珍しく思えます。

【日枝神社】
場所:東京都千代田区永田町2-10-5
最寄駅
・地下鉄千代田線「赤坂」駅出口2徒歩3分
・地下鉄南北線、銀座線「溜池山王」駅出口7徒歩3分
(エスカレーターを利用する場合は上記2駅をご利用ください)
・地下鉄千代田線「国会議事堂前」駅出口5徒歩5分
(男坂を利用する場合はここがベスト)
・地下鉄銀座線、丸の内線「赤坂見附」駅出口11徒歩8分

縁結び、恋愛運のご利益祈願の新宿御苑はデートスポットでもある

まさに大都会のど真ん中。しかし、それを忘れさせるほどの溢れかえる自然いっぱいの場所、それが新宿御苑。ここは新宿区と渋谷区にまたがる庭園で、現在は環境省が所管となっています。園内には、日本庭園、イギリス庭園、フランス庭園などがあり、心癒されます。

とにかく広い庭園です。余裕があれば、一日じっくり時間をかけて園内散策をするつもりでお出掛けください。パワースポットに行って、自分のパワーを吸い取られていては本末転倒ですので…。

ここは、もとは江戸時代の信州高遠藩内藤家の下屋敷であった場所。明治に入り、新宿植物御苑が開設され、宮内庁の管理となったが、戦後、一般に公開されるようになり、現在は環境省が管轄する国民公園として多くの人に親しまれている。

こちらは入園料がかかりますが、もしお近くの方、頻繁にご利用する方であれば、年間パスポートを購入するといいかもしれませんね。これで一年中、自然のパワーを浴びることができます。

ここはデートスポットとして利用されることが多いのですが、実は女性にとって嬉しい恋愛運アップの強力なパワースポットでもあるのです。恋活、婚活女子は必須のポイントですよ。実は、この場所皇居の横に位置し、皇居からのパワーを受け取ることができるのです。

恋愛運を高めるアイテムとして、一般的にバラがよく知られています。バラは女子力を高める花でもあるのです。新宿御苑には広大なバラ園があり、あたりはバラの香りに包まれ、その場にいるだけで、幸せな気持ちになります。

バラは種類が豊富で、春から秋まで楽しむことができます。また、バラ園以外にも、春は1300本もの桜の木が満開を迎え、園内がピンク一色となり、やはりここにいるだけで恋愛運が高められます。

夏はあらゆる植物からパワーが湧き出すように、緑に覆われます。園内全体に敷き詰められた芝生も活気づいて、子供たちが元気に走り回ります。

秋にはプラタナスの並木が紅葉し、園内を黄金色に染め、冬には白々とした風景が凛とした気持ちにさせてくれます。一年中、自然のパワーを吸収することができる場所なのです。

もちろんカップルでの散策が理想だと思いますが、一人で行って自然のパワーを吸収するのもいいと思いますよ。ベンチが至るところにありますので、たまにはのんびりとして、日ごろの疲れを癒してみてください。

【新宿御苑】
場所:東京都新宿区内藤町11
新宿御苑はとても広大で、入口門が三か所あります。
《新宿門》最寄駅
・JR京王線・小田急線「新宿」駅南口徒歩10分
・西武新宿線「西武新宿」駅徒歩15分
・東京メトロ丸の内線「新宿御苑前」駅出口1徒歩5分
・東京メトロ副都心線「新宿三丁目」駅E5出口徒歩5分
・都営新宿線「新宿三丁目」駅C1・C5出口徒歩5分
《大木戸門》最寄駅
・東京メトロ丸の内線「新宿御苑前」駅出口2徒歩5分
《千駄ヶ谷門》最寄駅
・JR総武線「千駄ヶ谷」駅徒歩5分
・東京メトロ副都心線「北参道」駅出口1徒歩10分
・都営大江戸線「国立競技場」駅A5出口徒歩5分

「東京のお伊勢さん」ともいわれる東京大神宮

今、女性に大人気の東京のパワースポットといえば、東京大神宮です。なぜ、女性から人気があるのか、その理由、ここは、東京で最も縁結びの御利益が授けられる“恋愛成就のパワースポット”だからです。

その昔、結婚式とは各家庭で行われるものでした。実はここ東京大神宮は、初めて神前結婚式が行われた場所なのです。神前で行われる結婚式は目新しく当時はかなり話題になりました。これが、東京大神宮を縁結び神社として有名になった理由の一つでもあります。

明治33年、当時の皇太子殿下(のちの大正天皇)と九条節子姫の挙式が行われたことが最初となります。その後、一般の人たちも結婚式を行えるようになりました。

創設は明治13年、その歴史は神社とすると比較的新しい方です。江戸時代、伊勢神宮への参拝は生涯をかけての夢でした。しかし、江戸からの伊勢の国への道のりは庶民にとってみれば容易なものではありません。

それが明治になって、東京にいながらお伊勢参りができるようにと、伊勢神宮と同じ効果を生む「遥拝殿」として創設されたのが、この東京大神宮なのです。そこまでして、日本人は伊勢神宮に参ることを願っていたのですね。

実は、東京大神宮は創建当時は、千代田区日比谷にあり『日比谷大神宮』と呼ばれていました。ところが、1923年の関東大震災で社殿が焼失してしまい、飯田橋で再建されることになり、『飯田橋神宮』と称され、戦後『東京大神宮』と改められることになります。

東京大神宮での参拝方法は、伊勢神宮と同じ『二礼・二拍手・一礼』となります。また、意外と知られていないのですが、二拍手をするとき、右手を少し下にずらして手を合わせるのが正しい方法ですので覚えておきましょう。

その御利益は、先ほどご紹介した恋愛、縁結びはもちろん、家内安全、学業成就、交通安全、厄除開運、商売繁盛など多岐にわたります。

もちろん現在でも、神前結婚式が執り行われており、幸運のお裾分けをしてもらうために、白無垢姿の花嫁を見にいく恋活、婚活女子の人たちもいるようです。幸せになるためには、幸せのパワーを吸収するのが一番ですよね。

祀られている神様は、伊勢神宮と同じ天照大神と豊受大神、倭比賣命。そして、天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神という『造化の三神』と呼ばれる三人の神様もいらっしゃいます。この『造化の三神』こそが、『古事記』にも登場する“結び”を司る神様なのです。縁結びのパワースポットと言われる所以でもあります。

また境内には、神様に願い事や誓いを書くことができる『願い文』というものがあり、そこに思いを込めて記したら、願が叶うことを込めて、紐で結んで封をします。これだけでも、恋活、婚活女子はキュンとしますよね。

また、広大な敷地内にはハートのマークのようなものが散りばめられているそうです。実はこれ、ハートではなく「猪の目」という魔除けなのですが、その形がハートに見えることから、これを探す女子もたくさん来ているそうです。

まずは、門にある「猪の目」を探してみてください。そして、このマークは意外なところにもあるので、時間をかけて探し回ってみるのもいいでしょう。たくさん見つけて、画像をスマホの保存しておくのもご利益がありそうですね。

【東京大神宮】
場所:東京都千代田区富士見2-4-1
最寄駅
・JR中央・総武線「飯田橋」駅西口徒歩3分
・地下鉄有楽線・南北線「飯田橋」駅B2a出口徒歩5分
・地下鉄東西線・大江戸線「飯田橋」駅A4出口徒歩5分

日本人なら、なんといっても皇居こそが最高のパワースポット

皇居といえば、日本人ならばまずは足を運びたいパワースポットですね。ご承知の通り、天皇の宮殿、平たい言い方をすれば、天皇陛下の住居ですね。

皇居の効果は、盛りだくさんです。全体運、パワーのアップ。気力・体力の回復、邪気の浄化をしてくれる場所でもあり、悪い霊が憑いていても皇居内に入れば、除霊もされます。どんな風水師や鑑定士も必ず推薦する霊的磁場の最強のスポットです。

その他にも、感情をコントロールすることができるように人の心に癒しを与えてくれる場所でもあるのです。邪な気持ちを持っている人でさえ、この場所に来れば、気持ちを静め、健やかな気持ちになれます。

お近くにお住まいの方は、散歩やランニング、ウォーキングでよく使われると思います。旅行者の方も、午前中、爽やかな陽光のもと訪問されると、質のいい運気を吸収できると言われています。旅の疲れも癒してくれる上、運気も上がります。

歴史をたどっていきましょう。もとは江戸城。徳川家が代々継いだ場所でした。この場所は風水で守られている聖地です。もともとは、風水的には恵まれていたとは言えない場所だったのですが、江戸幕府初代将軍徳川家康が、風水にこだわりつくして築城した住まいといえます。

徳川家康のブレインとも言われる南海坊天海が、富士山や秩父山系などの霊的パワーを持つ自然地形物からの霊力を渦状に集まるように土地に手を加え、江戸城が渦の中心になるように設計しました。

富士山からの地龍が江戸の渦中に集め、北を日光東照宮の日光山、東は房総半島、南は三浦半島の山並み。西は秩父山系、高尾山が江戸からの気の漏れを防ぐように囲まれています。

古の迷信と思われる方もいらっしゃるでしょうが、人工構造物においても鬼門となる江戸の北東には上野寛永寺、南西の裏鬼門には、増上寺を置くことで鬼門封じをしています。

築城の際に、徹底して風水術を施し、日本で最強のパワースポットを創り上げたのです。そして、その教えは現代にも受け継がれます。

この現代においても、東京タワーが裏鬼門のライン上、スカイツリーはレイライン上に置くことで、五星の「木」を表しています。実は、科学技術が発達した今の時代においても、風水や霊力に基づいて建設されているのです。

あらためて皇居(江戸城)の位置をみてみましょう。その場所は、日本で最も強いパワーである富士山と秩父山系の霊力エネルギーが流れ込んでいる龍穴と呼ばれる地にあります。天の気と大地の気が結ばれる場所でもあります。

また、噂では皇居内には、なぜか人気の少ない井戸があるそうです。しかし、そこは螺旋状に水が流れ込む場所のようで、「天」「地」「水」の気が結ばれる皇居の中においても、最高のパワースポットらしいです。

その場所で写真を撮ると、誰でもオーブを写すことができるという噂もあります。ぜひ、一度足を運んで、その場所を探してみてください。

【皇居】
場所:東京都千代田区千代田1-1
最寄駅
・千代田線「二重橋前」駅6番出口徒歩5分
・都営三田線「大手町」駅D2出口徒歩5分
・地下鉄各線「大手町」駅C13a出口徒歩3分(大手門)
・東西線「竹橋」駅1a出口徒歩3分(平川門)
・JR「東京駅」丸の内中央出口徒歩10分