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東海地方のビジネスパーソンそろって参拝、豊川稲荷

愛知県豊川市の豊川稲荷は、その効果ゆえか、愛知県のほかに東京都、神奈川、北海道、大阪府、福岡県に別院があるほどです。そして、「稲荷」となっているので、狐を祀った神社と思われがちですが、実はここ豊川稲荷は神社ではなく曹洞宗の寺院なのです。正式名称は「円福山豊川閣妙厳寺(えんぷくざんとよかわみょうごんじ)」といいます。

参道には鳥居まで建っているので、神社のイメージがついてしまったようですね。祀られているのは、豊川咤枳尼眞天(とよかわだきにしてん)という仏教の女神です。こちらの女神は、白い狐に乗っていることから、「稲荷」と呼ばれるようになったようです。

そして、この神様は、商売繁盛、金運アップ、仕事運、対人運などのご利益を授けてくれるそうで、愛知県及び近隣県のビジネスパーソンが必ず訪れるパワースポットとされています。初詣、事始めの時期には大型バスで訪れる会社が目立ちます。ここには、金運が上がるといわれる霊狐塚の岩、おさすり大黒天などがあるからです。

敷地は広大ですが、参道から鳥居をくぐればすぐ目の前には大きな本殿が構えています。本殿で参拝を済ませたら、本殿の右手をお進みください。道の両側にずらりと並んだ『千本のぼり』に沿って歩くと、1,000体以上もあるといわれる狐の石像が祀られた『霊狐塚』があります。

その光景は圧巻です。初めて訪れた方は息を飲むほどです。薄暗い木立に囲まれて、赤い掛けを首に巻いた狐様の石像がずらっと並びあなたを迎えてくれます。

その中央付近に大きな溶岩のような塊があります。その岩のあちこちにある隙間をご覧ください。そこには、いくらかの硬貨が見えるときがあります。それらは、ここを訪れた参拝者が入れるそうなのですが、入れるだけではなく、また取り出すことが目的です。

その硬貨を上手く取り出すことができると、お金に恵まれるといわれています。取り出すことができた硬貨は、お守りにとして、お金が増えたら、1年後にお礼として、その倍の硬貨を岩に入れに来るといつまでの金運が上がり続けるといわれています。ぜひ、やってみたいですね。

『霊狐塚』で硬貨を無事取り出すことができたら、すぐ左手に位置する土蔵作りの『大黒堂』にお寄りください。こちらには、『おさすり大黒天』と呼ばれる大黒様の石像が祀られています。こちらの大黒様は、あまり見かけないお腹の凹んだ大黒様なのですが、願い事をしながら、優しくさすれば、願いを成就してくれるといわれています。

なぜお腹が凹んでいるかと申しますと、石像を削り取ってその粉を財布に入れておくと福徳を授かるとも伝えられ、ここに訪れる多くの人々が削りとるので、大黒様がどんどんすり減ってしまったからです。現在ではすでに何体目かになっているそうです。

このようにここ豊川稲荷は、商売繁盛、金運アップのご利益があるパワースポットです。駅から本殿までの参道にも狐様にまつわる商店や置物も多く、名物のおいなりを求めて訪れる観光客も多く、常ににぎわって活気づいています。

愛知県に訪れた際には、ぜひ足を運んでおきたいパワースポットですね。

【豊川稲荷】
場所:愛知県豊川市豊川町1番地
最寄駅
・JR飯田線「豊川」駅徒歩5分
・名鉄豊川線「豊川稲荷」駅徒歩5分

源頼朝寄進の念持仏が祀られる野間大坊

愛知県知多郡美浜町にある野間大坊(のまだいぼう)は、真言宗の寺院で、本尊は阿弥陀如来です。正式には鶴林山無量寿院大御堂寺(かくりんざんむりょうじゅいんおおみどうじ)です。

ここには鎌倉幕府を開いた源頼朝の念持仏が祀ってあります。平清盛の継母が賜ったものとされ、頼朝公が拝み通し、幕府を開いたといわれ、どのような願いでも叶えてくれるとされます。

680年ごろ建立され、その後行基によって発展し、空海(弘法大師)も訪れたという由緒ある寺院です。また、あまり知られていないのですが、ここ美浜町は源頼朝の父、源義朝の最期の地であり、境内には義朝の墓があるのです。

義朝の廟には、多くの木刀の模倣が供えられています。入浴中に義朝は暗殺されますが、そのとき「我に木太刀の一本なりともあれば(木刀の一本でもあれば死なずに済んだ)」と無念を叫んだといわています。

そのため、廟には義朝の魂を鎮めるために木刀をお供えするらしいです。この木刀に願掛けを書いてお供えします。その場に行くと、量の多さに驚きます。

また、討ち取った義朝の首を洗ったといわれる「血の池」と呼ばれる池があり、今でも、ときどき池の水が赤く染まるといわれています。また、頼朝公が父義朝を暗殺した者を磔にしたという松の木も残されています。

さて、ここには不思議なご利益があるパワースポットらしいですよ。先ほどの源義朝公の廟に木太刀を奉納するとどのような願いも叶うそうです。その廟の横に立ててある看板に『どんな願いもかなう』と書かれています。

これは義朝公の「我に木太刀の一本なりともあれば」という思いが願いを叶えてくれるのでしょう。義朝公亡き後も、豊臣秀吉や徳川家康の庇護も厚く、祈願成就、開運の寺として信仰を集め続けています。

さらに、厄除け、家内安全、商売繁盛、健康祈願、良縁成就、子授祈願、合格成就、学業成就、交通安全などを、それぞれ祈願する、火を焚き上げることで有名な護摩祈祷をしていただくこともできます。

護摩祈祷とは、悩みや病気、厄などを火で焼き尽くし、ご自身の身の願いを本尊様に届けて聞き入れていただく祈祷方法です。邪心を焼き、身も心も清めて新たなパワーを得てください。

そのほか境内には、多くのパワースポットがあり、西の客殿には『延命地蔵菩薩』が祀られ、頼朝公が幕府を開くのに祈願したといわれます。

境内西にある『お砂踏み』では、四国八十八ケ所のお砂が撒いてあり、四国の各寺院の名前を見ながら、ここを通ると、四国に行かなくても四国八十八ケ所霊場巡りと同じ効果を得て、徳を積むことができます。

境内のあちこちに梵字、真言が書かれた立て札や転経器(マニ車)と呼ばれる貴重なものがあります。真言とは、サンスクリット語で書かれた仏様への祈りです。

その他にも良縁を司る縁結びの『弁財天』、不眠除けの『お稲荷さん』などの神様が祀ってあります。また、本殿には江戸時代初期に狩野探幽が描いた『義朝公最期図』までが残されています。

どのような願い事も叶えることができるパワースポットでもあり、歴史女子にとっても、日本の歴史を振り返るのには絶好の場所です。ぜひ、足を運びたい場所です。

【野間大坊】
場所:愛知県知多郡美浜町野間東畠ケ50
最寄駅
・名鉄線「野間」駅徒歩10分

恋の水が溢れるパワースポット、恋の水神社

名前を聞いただけで女子心がざわつき出す名称ですね。愛知県にお越しの女性は、ぜひとも立ち寄っていきたい場所です。名前の通り、恋愛運、縁結びのご利益にあるパワースポットです。

ここの由来は、大国主命(おおくにぬし)と一緒に国づくりをした少名彦命(すくなひこな)が、ある地の湧き水を飲んで病気が回復したそうです。「東方の方角に延命の神水がある」というお告げが広がりました。

この言い伝えを信じた桜姫と呼ばれる京都の公家の娘が愛する男性の病に効くという霊水を求めて、この地に訪れましたが、その水に辿りつけずに心労の末、息絶えました。その場所がこちらだったのです。これを『桜姫伝説』といいます。

そして、桜姫の家臣が詠んだ和歌にちなみ、この地に神社を祀った場所が「恋の水神社」となったのです。そして、この神社に湧く水を「恋の水」と、人々が呼ぶようになったそうです。

愛知県美浜町、近くには何もない田と森ばかりの中にポツリと現れます。初めていく方には、あまりに何もなく不安になると思います。そこが珍しい青色の鳥居が目につく、すでに800年の歴史がある由緒ある神社です。さほど派手な神社ではないのにも関わらず、多くの参拝者が訪れます。

祀られているご祭神は美都波能女命(みとはのめのみこと)です。ここに恋の病に効く『恋の水』という霊水が沸いています。この霊水が恋愛運を高めるようですので、その参拝方法をお伝えしたいと思います。

境内に入り、社務所で参拝用のコップを購入(\200)してください。それに願い事と名前を記入し、拝殿前にある清水の井戸の『恋の水』を柄杓ですくい、半分ほど注ぎます。水を入れたままコップを神棚に供え参拝します。

神棚にコップをお供えしたら、鈴を鳴らし、賽銭を奉納し、二礼二拍手一礼をします。神棚にお祈りする際には、境内の片隅にある桜姫が描かれた石碑にも気持ちを伝えるようにしてください。

訪れる時期にもよりますが、『恋の水』がある石鉢の神棚にはコップがいっぱいで置くスペースがないこともありますが、拝殿の隣の祠にも置き場はありますが、ここにもびっしりとコップが置かれています。境内にいたるところに置き場があるようなのであせることなく、境内を周りながら置き場をみつけてください。

お守りもユニークで、中には相合傘が入っていますが、これが左に傾いているのです。その理由は相手の気持ちが自分に傾くようにという意味が込められているそうです。傘の左側に自分の名前、右側に相手の名前を記入してください。

恋愛運を高める神社らしい、ハート型の絵馬など、境内には恋愛に関するものがたくさんあります。

恋愛運はもちろんですが、恋人に限らず、人、仕事などに恵まれる良縁や願い事を書くのにもいいそうです。そして、願が叶ったときは、それを逃がさないように傘を閉じることをお忘れずに。女子旅で行けば盛り上がること間違いなしですね。

【恋の水神社】
場所:愛知県知多郡美浜町大字奥田字白沢92-91
最寄駅
・名鉄「知多奥田」駅徒歩20分

日本最長の断層帯から「氣」が溢れる、百間滝

地下の地層、岩盤に力が加わり、ずれが生じた状態を断層といいます。その断層が密集する帯状が断層帯です。その中央構造線に沿って流れる日本最長の断層帯の滝頭にあるのが百間滝(ひゃっけんだき)です。

百間滝は木々に囲まれ、途中で曲がりくねった状態になっているので滝全体を一目でみることはできません。展望場から見上げる滝は壮大で、溢れ出すマイナスイオンで、癒されることができます。

最近、中央構造線の「気」が注目されていますが、ここ百間滝ではいったいどのようなパワーを得ることができるのでしょうか。百間滝は120mもある落差愛知県最大の滝で、『ゼロ磁場の滝』といわれています。

『ゼロ磁場』とは、陽と陰が始まる森羅万象の根源の場所で、大量の強い「気」が生じている場所といわれています。ここに来る人が自然の強いパワーを得ることができます。

百間滝の滝頭には甌穴(おうけつ)又はポットホールと呼ばれる円形の穴の存在が確認されています。これは断層の影響によるもので、まさに自然のパワーが吹き出す地といって間違いありません。

かなり険しい道ですが、滝の頂上部に登ることができます。安全対策のためロープが用意されています。滝の頂上部に出ると、滝の源を見ることができ、綺麗な円形のポットホールの確認もできます。

こここそが百間滝の最もパワーが強いところです。かなり強い気が吹き出しているそうです。お越しいただいたら、ゆっくりとお時間を掛けてマイナスイオンとともにパワーを得てください。

滝頭でマイナスイオンを堪能したら、展望場にお立ち寄りください。展望場は二箇所あり、第一の展望所からは、滝の上部を見ることができ、しぶきを浴びながら、マイナスイオンを吸収します。

さらに降りるとまた展望場があります。ここでは滝の上方部は見ることができませんが、さらに強烈なしぶきを浴びることになります。

滝つぼを覗くと中央構造線の断層を見ることができます。実際に目で見ることができる自然のパワースポットというのも縁起が良さそうです。ただし、気をつけていただきたいのが、パワーが強すぎて、人によっては『パワー酔い』という状態になることもあるそうです。

散策中に眠気を感じたり、目まいを起こすようなときは、パワーを吸収し過ぎているかもしれませんので、一度場を離れるといいかもしれません。

パワースポットとは、神的な場所、宗教的な場所、人工的な場所などがありますが、こちらのように、もともと風水的にみてパワーを生じる自然的なパワースポットは、最も強いパワーを発し、心身ともに強い影響を与えといわれています。

また自然のパワースポットは、そうと知らずに寄ってしまうこともあります。地と相性とは、効き目があればよいのですが、効き過ぎたり、自分にとっては合わない地相もありますので、「ここはまずいな」と、奥底で感じたときは、場を離れるようにしましょう。

また、逆に立ち寄った瞬間に「ここはいいな」と思った場所には、多めに時間をつぶすようにしてはどうでしょう。

【百間滝】
場所:愛知県新城市七郷一色
最寄り駅
・JR飯田線「三河大野」駅よりタクシーで30分
アクセス(近くに最寄り駅はありませんので、行かれるには乗用車をご利用ください)
・豊川ICから34.5km
・新東名新城ICから19km

日本最古の木造天守閣で尾張を一望、犬山城

木曽川のほとりから眺めると、茂った山の上にそびえ立つ白い城が望めます。彦根城(滋賀県)、松本城(長野県)松江城(島根県)姫路城(兵庫県)と合わせて国宝に指定された城の一つである愛知県の北部にある犬山市にある犬山城、別名白帝城といいます。

天守以外の建造物は取り壊されましたが、このように現在では国宝に指定されています。江戸時代に建造された天守閣が今でも現存します。その天守閣に登り、展望台から外景を臨むと、まるで、天下を獲った気分になれます。息を飲むほどの尾張一帯の風景をお楽しみください。

さて、この犬山城がパワースポットとして話題になっています。犬山城の位置は、木曽川からの地中を流れる気の道、いわゆる龍脈が流れ、大地の気が吹き上がる龍穴(りゅうけつ)の場所だそうです。

日本国内の大きな龍穴とされる場所には、昔から重要な寺社が鎮座しています。その愛知県北部の龍穴にある犬山城は間違いなくパワースポットといっていいでしょう。アナタは、龍穴からの気を感じることができるでしょうか。

天守閣の東方の櫓(やぐら)に囲まれた『大杉様』という御神木があります。今見ると、この杉は枯れ落ちた大木のように見えますが、これは伊勢湾台風の際に、犬山城の身代わりとなり落雷を受け、天守閣を守ったといわれます。

元々は天守閣よりも高くそびえていましたが、落雷のため朽ちたといわれます。今でもしめ縄をして祀ってあります。

このように犬山城は風水上の龍穴に建てられ、この周辺自体がパワースポットとなった城下町になっており、ご利益を授けてくれるスポットがたくさんあります。

まず、犬山城の入り口に位置する赤い鳥居が目印の『三光稲荷神社』です。『宇迦御魂大神(うかのみたまのおおのかみ)』『猿田彦大神』『大宮女大神』で、縁結び、金運アップのご神体が祀られています。天守閣に登る前には必ず参拝したい場所です。ハート型の絵馬が若い女性に人気の恋愛スポットとなっています。

真言宗智山派寺院の寂光院(じゃっこいん)、別名継鹿尾観音(つがかんのん)。紅葉が有名で、本尊は大随求菩薩(だいざいくぼさつ)です。急な山道を登る途中にも多くのご神体が祀られています。

山の頂上に建てられた随求堂では、胎内めぐりをして、菩薩様のありがたみを感じることができます。お年寄り、足の不自由な方のために、簡易のトロッコもありますので、体力に自信のない方をご利用ください。

そして、安産、縁結びのご利益がある針綱(はりつな)神社、男神を祀る田縣(たがた)神社(お隣の小牧市)、女神を祀る大縣(おおがた)神社では、男女にまつわる歴史的祭事が多く催されます。

どうも犬山城周辺は、恋愛に関するパワースポットが多いようです。近年では、それを活かし犬山城下町全体で町おこし的に恋愛イベントを開催することも多くなっています。女性には見逃せないパワースポットですよ。

【犬山城】
場所:愛知県犬山市犬山北古券65-2
最寄駅
・名鉄犬山線「犬山」駅20分
(駅から距離がありますが、賑やかな城下町商店街を通っての道のりですので、さほど距離を感じないと思います)

高牟神社、城山八幡、山田天満宮で女子高生話題の恋の三社巡り

名古屋の女子中高生の間で話題の『恋の三社巡り』をご紹介します。恋愛運、縁結びにご利益があるといわれる高牟神社、山田天満宮、城山八幡宮を巡るスタンプラリーで、三社を巡り参拝を行うと、恋の思いが成就するというものです。

進行中のカップル、恋を求める方のどちらにも効果があります。休日を、ちょっと変わったスタンプラリー、恋の三社巡りで過ごすのもいいですね。

一つ目は、千種区にある『高牟(たかむ)神社』です。高皇産霊神(たかみむすびのかみ)と神皇産霊神(かみむすびのかみ)という「結び」を司る神様を祀ってあります。

境内にある『古井(こい)の水』(=恋の水)を飲むと恋が生まれる『恋の霊水』として有名です。真っ赤な鳥居が立ち並ぶ奥には稲荷神社が祀ってあります。

二つ目は、同じく千種区にある『城山八幡宮』です。こちらは、戦国武将の織田信長の父親が建てた城跡にある由緒ある神社です。ここにある『連理木』で出会った男女が結ばれるという縁結び、夫婦円満の御神木があるとして有名です。

この連理木で祈りを捧げ、恋の願いを叶えてください。また、こちらは、名前入りの特注品「カードお守り」が有名で、多くの方にお求めいただいております。

そして、三つ目は北区にある『山田天満宮』です。天満宮とは、菅原道真公を祀る学問のご利益があるとされる神社です。こちらの天満宮は、学問だけではなく、縁結び、恋愛運にもご利益があるそうです。

境内には、コミカルな男女の姿を彫った石像があります。これを『寄り添い石』といいます。このほのぼのとした石像を撫でると良縁に恵まれ、悪縁を断ち切ってくれます。

また、この他にも境内には『金(こがね)神社』があり、字のごとく商売繁盛、金運アップのご利益があります。学問、恋愛、金運と、至れり尽くせりの神社ですね。

以上の三か所の神社を巡って、スタンプを集めてください。添付されている『願い文』に記入の上、スタンプ台紙と一緒にご提出ください。すると、願い文は、御神前に奉納され、願が神様に伝えられます。そして、その証として『恋愛運上昇印』が押印されます。

【高牟神社】
場所:愛知県名古屋市千種区今池1-4-18
最寄駅
・JR中央線「千種」駅徒歩5分
・市営地下鉄東山線「千種」駅徒歩5分
【城山八幡宮】
場所:愛知県名古屋市千種区城山町2-88
最寄駅
・市営地下鉄東山線「覚王山」駅徒歩7分
・市営地下鉄東山線「本山」駅徒歩7分
【山田天満宮】
場所:愛知県名古屋市北区山田町3-25
最寄駅
・JR中央線「大曽根」駅徒歩7分
・名鉄「大曽根」駅徒歩7分
・市営地下鉄東山線「大曽根」駅徒歩7分

巡り方例(三社巡りは順番は決まっていませんが、次の例を参考にしてみてください。)
◎JR及び地下鉄を利用の場合
JR中央線「千種」駅→徒歩で【高牟神社】→JR中央線「千種」駅→「大曽根」駅→徒歩で【山田天満宮】→地下鉄名城線「大曽根」駅→「本山」駅→徒歩で【城山八幡宮】
◎地下鉄のみ利用の場合
地下鉄東山線「千種」駅→徒歩で【高牟神社】→地下鉄東山線「千種」駅→「本山」駅→徒歩で【城山八幡宮】→地下鉄名城線「大曽根」駅→徒歩で【山田天満宮】

上池滝の忘れ水で失恋を忘れる、東山タワー

名古屋市千種区の東山動植物園を見下ろすように併設されている展望塔、それが東山タワーです。地上134mの丘の上に天に向かって伸びるようにそびえ立つ高さ80mの展望塔です。

名古屋市制100周年記念で1989年に建設されました。東山動植物園はもとより、名古屋城、テレビ塔、ナゴヤドームなど、市内を一望することがでる観光スポットでもあります。

実は歴史的にみても浅い、この東山タワーが実はパワースポットであるということが、地元の人たちの間で話題になっているのです。それもちょっと風変わりなパワースポットなのです。

このような近代的な建造物には、いったいどのような効果があるのでしょう。パワースポットとなった所以、その理由もお伝えしたいと思います。

愛知県には、昔から、あるジンクス、言い伝えがあります。それは、「カップルで東山公園のボートに乗ると別れる」というものです。東山動物園の中央には大きな池があります。その池には、レンタル・ボートが多数あり、家族連れやカップルで賑わっています。

その池に、カップルでボートに乗るとカップルが別れるそうですが、最近では、そのジンクスをあえて覆そうとするカップルもいるそうで、噂を逆手に取った「ラブチャレンジ号」というボートに乗るカップルもいるそうです。

ところで、このある意味物騒なジンクスはいったいどうして始まったのでしょうか。これは、『上池の忘れ水の伝説』という昔話が元になっています。

昔、上池には心のきれいな大きな竜が住んでいました。村人が日照りに苦しんでいるときは、天に昇り雨を降らせてくれたそうです。そして、村人たちは、池の脇に小さな祠を建て、竜を祀ったといわれます。

ある日、一人の娘が母親の病気の治癒を願い百日詣をしますが、願いは届かず母親は死んでしまいます。娘の悲しみを見かねた竜は再び天に昇り、霊水を手に入れます。そして、娘にその霊水を飲ませたのです。

その霊水を飲むと、あらゆる悲しみを忘れる効果があるようで、やがて娘は母を亡くした悲哀をやがて忘れていくのです。

辛い別れを忘れさせる霊水伝説が、やがて「忘れる」「別れる」「切れる」と伝承され、いつしか「上池」が別れの池と伝わっていくのです。それが、東山動物園の池というわけです。それがもとで、東山動物園の池でボートに乗ると別れるというジンクスが始まりました。

東山の上池に住んでいた竜は、悲しみを忘れさせてくれるという言い伝えですが、では、いったい東山タワーとどのような関係になっているのでしょうか。

実は東山タワーの展望室には、上池の竜を祀った水鉢があるのです。それを「上池竜の忘れ水」といいます。その水鉢に失恋の思いなどの忘れたいことを短冊に書いて水鉢に入れると、いつしかその悲しみを忘れることができるそうです。

短冊は横の自動販売機で購入できます。そこに願い事、忘れたいことを書き、水鉢に入れると、短冊はクルクル回りはじめ、水の中に溶けていくのです。そして、無事短冊が解けたら、隣の竜の祠で二礼、二拍手、一礼のご参拝をお忘れなく。

失恋で傷心の方は、愛知県にお越しの際には、ぜひ東山タワーで悲しい思い出を流してみてください。

【名古屋市東山タワー】
場所:愛知県名古屋市千種区田代町瓶杁1-8
最寄駅
・市営地下鉄東山線「東山公園前」駅

草薙剣が祀られる熱田神宮

名古屋の人が初詣に足を運ぶ場所といえば、まず頭に浮かぶのは、名古屋市熱田区にある熱田神宮ですね。ここには、いったいどのようなご利益があるのでしょうか。

熱田神宮は、織田信長が桶狭間の戦いの前に戦勝祈願をしたところです。そのおかげでしょうか、信長は桶狭間で見事勝利し、『信長塀』を寄進しました。その『信長塀』は、今出も見ることができます。

ところで三種の神器というものをご存知でしょうか。日本の伝承神話では、天照大神(あまてらすおおのかみ)が、降臨したときに、授けたといわれる鏡・玉・剣のことで、歴代の天皇が継承してきた宝物をさします。

その宝物は、八咫鏡(やたのかがみ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、そして、草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を指します。しかし、それらは、皇族はもとより、天皇でさえご覧いただけないといわれ、日本最大の謎の一つともされています。

そして、ここ熱田神宮には、三種の神器の一つ、『草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)』がご神体として奉納されていることでも有名です。この宝物は、天皇の武力の象徴とされています。なんとも畏れ多いものが奉納されているのです。

『草薙神剣』が奉納されていることから、最近では、強いパワーを得ることができ、また逆に神刀で悪い縁を断ち切るというご利益があるとされ、決心を揺るがすような人物、事物のエネルギーを断ち切るように参拝することで願いが叶うそうです。

そして、女性には嬉しい美肌のご利益のあるスポットとしても注目を集めています。本殿の東、御田神社の北に鎮座している『清水社』通称、「お清水さま(おしみずさま)」の清水で、顔や目を洗うと美肌効果があるそうです。また、清水の中ほどにある丸い石に杓で3回水を掛けると願いが叶うそうです。

さらに熱田神宮には、日本武尊(ヤマトタケル)と妃の宮簀媛命(ミヤスヒメノミコト)が祀られており、お二人の愛の歴史が残されているといわれ、女性には嬉しい縁結びのご利益もあるそうです。

そのためでしょう。熱田神宮には、結婚式場もあり、結婚相談所までも受けられているのです。神社での結婚相談というのも厳かな感じがして、良縁が期待できそうですね。

また、約6万坪、東京ドームの4倍以上もあります。境内には、合わせると43社も祀られており、年間で70以上の神事、祭事が昔のまま引き継がれています。特に6月に開催される『熱田祭り』には、天皇陛下の勅使が来られるほどの由緒あるものです。

また、熱田神宮内には『聖域』と呼ばれる箇所もあり、そこでは携帯電話の使用や写真撮影が禁止されていますのでマナーを守っての参拝を心掛けてください。特に最もパワーの強い『一之御前神社』では、「天照大神の荒神」が祀られているそうなので、怒りを買わぬよう気をつけましょう。

【熱田神宮】
場所:愛知県名古屋市熱田区旗屋1-10-45
最寄駅
・地下鉄名城線「西高蔵」駅2番出口徒歩5分
・地下鉄名城線「神宮西」駅4出口徒歩10分
・名鉄線「神宮前」駅徒歩3分

徳川家康生誕の城、岡崎城で天下を目指す

天下統一を成し遂げ、江戸幕府を開いた日本で最も有名な将軍といえば、間違いなく徳川家康公ですね。風水を駆使して、強力な結界と龍脈を利用して江戸城(現在の皇居)を開城、二百六十年の長きにわたり江戸の町を拠点に日本を支配してきました。

愛知県には、その徳川家康公が生まれた地があるのです。それが愛知県岡崎市にある岡崎城です。家康公が生まれた時の産湯の跡なども残されており、歴史上の偉大な人物を身近に感じることができる地です。

徳川発祥の地として有名な松平郷を臨む岡崎は城下町として栄え、三河地方の主要都市の一つになっています。もう、町そのものにパワースポットの予感が漂っていますね。

では、風水の地相から見ると、いったいどのような位置にあるのでしょうか。その位置は龍脈が走り止まった丘陵地にあり、四方を大河で囲まれた位置にあります。風水的に見ると、水の龍と地の龍が相まみえる場所になっているそうです。

聞いただけで、運気の良さそうな感じがしまようね。このような位置にあれば、開運するに間違いありません。では、いったいどのようなパワーを得ることができるのでしょうか。

家康公誕生の際には、金龍が昇天したと伝えられおり、岡崎城は別名『龍城』『竜が城』などと呼ばれていました。そのような縁起のよい場所なので、上昇運を上げるにはピッタリの場所といえそうです。

岡崎城は岡崎公園という広大な公園内にあり、地相的にみても公園全体がパワースポットになっていることには間違いありません。ここで散策をするだけでも、パワーを得ることができます。

そして、その中でも天守閣の中にある最も強いパワーを出している場所が心柱礎石です。開城当時の心柱でしたが、現在は天守閣入口すぐに鎮座してあります。意外と素っ気なくあるので、パワーを得ることなく通り過ぎることのないようにご注意ください。天下を治めた家康公のエネルギーをしっかり受け止めてください。

なお、天守閣入場の際は有料(大人200円)となりますので、心柱礎石からパワーを得るためには、ご了承ください。また、最上階からは、三河の地を一望できますので、家康公になった気持ちで臨んでみてください。

また、岡崎城のすぐ横には龍城(たつき)神社が鎮座しています。室町時代に竣工されたこの神社は、龍神が出現したといわれています。ここは、家康公が戦乱の世を鎮め、天下統の偉業をたたえるため、天守閣のすぐ隣に竣工されました。

国内でも珍しい城の天守閣内に神社です。ここで参拝すれば、勝負運、出世開運、厄除けなどにご利益があるので、ビジネスパーソンにはありがたいパワースポットといえます。

祀られているご祭神は、東照大権現である徳川家康公、徳川四天王の一人である本多忠勝、天神地祇(てんじんちぎ)、護国英霊が祀られています。見るからに勝負運に強そうですね。また、園内には出世ベンチなるものがあり、天下を獲った家康公の生誕の地らしい場所ですね。

【岡崎城】
場所:愛知県岡崎市康生町561-1
最寄駅
・名鉄線「東岡崎」駅徒歩15分

金の夫婦シャチホコを待ち受け画像にすれば金運アップ、名古屋城

「尾張名古屋は城でもつ」なんていわれるほどです。やはり、名古屋といえば、まず頭に浮かぶのは、名古屋城でしょう。日本100名城にも選定されており、国の特別史跡にも指定されています。

そして、この名古屋城、実は強力なパワースポットでもあるのです。戦国武将の拠点でもある名古屋城ならではですね。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑のパワーを得ることもできるかもしれません。今回は、名古屋城の持つ、パワーとその理由などをお伝えしていきます。

風水的に見ても、土地の四方に方位を司る青龍、白虎、朱雀、玄武の「四神」が祀られる四神相応(しじんそうおう)の土地と見られており、昔から地相、地勢の良い場所として崇められてきました。やはり戦国の世から、天下獲りの拠点の地に選ばれたのには、それなりの理由があるのですね。

実はこの名古屋城を中心に結界を張るように重要な寺社が囲んでいるのです。荒子神社、甚目寺、笠寺観音、龍泉寺が尾張四観音として計画的に配置されているのです。

そして、その美しい外観とともに、城を支える巨石の石垣にもパワーが宿っているといわれています。石垣工事を竣工した加藤清正自身が運んで組み込んだ『清正石』が防備を誇示します。

巨石自身が持つ自然のエネルギーと、当時の石垣を造り上げた人々の想いのエネルギーが融合したパワースポットなのです。風水的地相と巨石のエネルギーから、家内安全、商売繁盛、身体健全、長寿、子宝に効果があるといわれています。

また、名古屋城のトレード・マークといえば、天守閣の上に輝く金のシャチホコですね。このことから、別名、金城、金鯱城ともいわれています。

高さは2.74mのオス、メスの一対のシャチホコに使用された竣工当時の純金の量は、215.3kgもあります。現在のシャチホコは、復元されたもので、使用純金の量は、88kgとなります。

名古屋城は、パワースポットではありますが、寺社などとは異なるため、参拝などするわけではありません。では、どのようにすればご利益が得られるのでしょうか。前述したように、ここは結界が張られているため、訪れさえすればパワーを得ることができるようです。

だから、名古屋への観光で名古屋城が外せないわけですね。ここに来る方の中で、感覚の鋭い方は「いい気が流れている」と感じるようですよ。

そして、せっかく来たのであれば、さらにパワーを得てしまいましょう。金運アップの方法があることでも有名です。ここに観光に来る方は、必ずすること、それほど難しいことではありません。それは、写真を撮るだけのことです。

金のシャチホコがそびえるその美しくも荘厳な姿は、見ているだけでも、実際に強大なパワーを感じることができますが、この名古屋城をバックにして写真を撮ると金運がアップするともっぱらの噂です。

また、ここ名古屋城は、『地属性』のパワースポットとなっておりますので、属性が『地』の方にとっては、より効果がありますので、ぜひ足を運んで名古屋城をバックに写真を撮ってみてください。

【名古屋城】
場所:愛知県名古屋市中区本丸1-1
最寄駅
・名城線「市役所」駅7番出口徒歩5分