出世運、上昇運を願うなら、赤坂日枝神社

千代田区永田町、国会がある場所としても有名ですね。周りには国家の重要な建物、高級ホテルが立ち並んでいます。その日本の重要地に鎮座するのが赤坂日枝神社なのです。幾度もの火事などの憂き目に遭いましたが、その歴史は800年以上ある由緒正しき神社です。

毎年、多くの参拝客が押し寄せるこの神社、今年2016年はさらに、多くの方がここを訪れます。なぜなら、ここには狛犬ならぬ、申がお出迎えしてくれる申神社として有名なのです。申年の2016年こそ、ここに来てパワーを吸収してください。

申(猿)とはもともとは人間と神様の間を取り持つ存在といわれています。その使いを「神猿」と書いて、「まさる」と呼びます。その響きから、「勝る」とも「魔去る」とも考えられ、勝負運の神として崇められ、猿の音を「えん」とし、縁結び、商売繁盛としも崇められています。

本殿右側にはオスのサルが来訪者を迎えてくれます。本来、猿は山の守り神であるため、動植物を育てるものと考えられました。それにあやかり、商売、ビジネスを成功させる出世運、上昇運にご利益があります。場所柄もあり、当然のように政治家、企業を経営する人たちもことあるごとに利用しています。

本殿に向かって左にはメスザルが子ザルを抱いている狛猿が置かれています。子宝、安産にご利益があり、この像を触れる女性が頻繁にみえます。

仕事運、出世運などの商売繁盛の祈願というどちらかといえば男性的な開運。そして、縁結び、恋愛成就、子育て、安産祈願など多彩なご利益を得ることができる女性面にいい開運という両面を持つ神社なのですが、いったいそれはなぜでしょう。

実はここ赤坂日枝神社の奥には隠れパワースポットがあるのです。日枝神社に奥には、末社といって、比較的規模の小さな神社が隠れるように鎮座しているのです。

右には『猿田彦神社』、左には『山王稲荷神社』という二種類の神様を祀っているのですね。『猿田彦神社』は、物事を良き方向に導く神様。『山王稲荷神社』は、京都の伏見稲荷の千本鳥居を思い起こさせるように長い鳥居のトンネルを抜け、幸運体質にしてくれるパワースポットなのです。また噂では、ここの鳥居を写真に撮ると、不思議なものが写りやすいともいわれています。

この日枝神社も広大です。そのため、入り口が4つありますが、最もパワーが強いのが、正面入り口にある「男坂」です。急な階段が続く正式な参道になっています。

体力に自信がない方は、山王の入り口をご利用ください。こちらには、エスカレーターも設置してありますので、小さなお子さんやお年寄りの方にご利用いただけます。初めて見ると、外にあるエスカレーターというのも珍しく思えます。

【日枝神社】
場所:東京都千代田区永田町2-10-5
最寄駅
・地下鉄千代田線「赤坂」駅出口2徒歩3分
・地下鉄南北線、銀座線「溜池山王」駅出口7徒歩3分
(エスカレーターを利用する場合は上記2駅をご利用ください)
・地下鉄千代田線「国会議事堂前」駅出口5徒歩5分
(男坂を利用する場合はここがベスト)
・地下鉄銀座線、丸の内線「赤坂見附」駅出口11徒歩8分