日本最長の断層帯から「氣」が溢れる、百間滝

地下の地層、岩盤に力が加わり、ずれが生じた状態を断層といいます。その断層が密集する帯状が断層帯です。その中央構造線に沿って流れる日本最長の断層帯の滝頭にあるのが百間滝(ひゃっけんだき)です。

百間滝は木々に囲まれ、途中で曲がりくねった状態になっているので滝全体を一目でみることはできません。展望場から見上げる滝は壮大で、溢れ出すマイナスイオンで、癒されることができます。

最近、中央構造線の「気」が注目されていますが、ここ百間滝ではいったいどのようなパワーを得ることができるのでしょうか。百間滝は120mもある落差愛知県最大の滝で、『ゼロ磁場の滝』といわれています。

『ゼロ磁場』とは、陽と陰が始まる森羅万象の根源の場所で、大量の強い「気」が生じている場所といわれています。ここに来る人が自然の強いパワーを得ることができます。

百間滝の滝頭には甌穴(おうけつ)又はポットホールと呼ばれる円形の穴の存在が確認されています。これは断層の影響によるもので、まさに自然のパワーが吹き出す地といって間違いありません。

かなり険しい道ですが、滝の頂上部に登ることができます。安全対策のためロープが用意されています。滝の頂上部に出ると、滝の源を見ることができ、綺麗な円形のポットホールの確認もできます。

こここそが百間滝の最もパワーが強いところです。かなり強い気が吹き出しているそうです。お越しいただいたら、ゆっくりとお時間を掛けてマイナスイオンとともにパワーを得てください。

滝頭でマイナスイオンを堪能したら、展望場にお立ち寄りください。展望場は二箇所あり、第一の展望所からは、滝の上部を見ることができ、しぶきを浴びながら、マイナスイオンを吸収します。

さらに降りるとまた展望場があります。ここでは滝の上方部は見ることができませんが、さらに強烈なしぶきを浴びることになります。

滝つぼを覗くと中央構造線の断層を見ることができます。実際に目で見ることができる自然のパワースポットというのも縁起が良さそうです。ただし、気をつけていただきたいのが、パワーが強すぎて、人によっては『パワー酔い』という状態になることもあるそうです。

散策中に眠気を感じたり、目まいを起こすようなときは、パワーを吸収し過ぎているかもしれませんので、一度場を離れるといいかもしれません。

パワースポットとは、神的な場所、宗教的な場所、人工的な場所などがありますが、こちらのように、もともと風水的にみてパワーを生じる自然的なパワースポットは、最も強いパワーを発し、心身ともに強い影響を与えといわれています。

また自然のパワースポットは、そうと知らずに寄ってしまうこともあります。地と相性とは、効き目があればよいのですが、効き過ぎたり、自分にとっては合わない地相もありますので、「ここはまずいな」と、奥底で感じたときは、場を離れるようにしましょう。

また、逆に立ち寄った瞬間に「ここはいいな」と思った場所には、多めに時間をつぶすようにしてはどうでしょう。

【百間滝】
場所:愛知県新城市七郷一色
最寄り駅
・JR飯田線「三河大野」駅よりタクシーで30分
アクセス(近くに最寄り駅はありませんので、行かれるには乗用車をご利用ください)
・豊川ICから34.5km
・新東名新城ICから19km