恋の水が溢れるパワースポット、恋の水神社

名前を聞いただけで女子心がざわつき出す名称ですね。愛知県にお越しの女性は、ぜひとも立ち寄っていきたい場所です。名前の通り、恋愛運、縁結びのご利益にあるパワースポットです。

ここの由来は、大国主命(おおくにぬし)と一緒に国づくりをした少名彦命(すくなひこな)が、ある地の湧き水を飲んで病気が回復したそうです。「東方の方角に延命の神水がある」というお告げが広がりました。

この言い伝えを信じた桜姫と呼ばれる京都の公家の娘が愛する男性の病に効くという霊水を求めて、この地に訪れましたが、その水に辿りつけずに心労の末、息絶えました。その場所がこちらだったのです。これを『桜姫伝説』といいます。

そして、桜姫の家臣が詠んだ和歌にちなみ、この地に神社を祀った場所が「恋の水神社」となったのです。そして、この神社に湧く水を「恋の水」と、人々が呼ぶようになったそうです。

愛知県美浜町、近くには何もない田と森ばかりの中にポツリと現れます。初めていく方には、あまりに何もなく不安になると思います。そこが珍しい青色の鳥居が目につく、すでに800年の歴史がある由緒ある神社です。さほど派手な神社ではないのにも関わらず、多くの参拝者が訪れます。

祀られているご祭神は美都波能女命(みとはのめのみこと)です。ここに恋の病に効く『恋の水』という霊水が沸いています。この霊水が恋愛運を高めるようですので、その参拝方法をお伝えしたいと思います。

境内に入り、社務所で参拝用のコップを購入(\200)してください。それに願い事と名前を記入し、拝殿前にある清水の井戸の『恋の水』を柄杓ですくい、半分ほど注ぎます。水を入れたままコップを神棚に供え参拝します。

神棚にコップをお供えしたら、鈴を鳴らし、賽銭を奉納し、二礼二拍手一礼をします。神棚にお祈りする際には、境内の片隅にある桜姫が描かれた石碑にも気持ちを伝えるようにしてください。

訪れる時期にもよりますが、『恋の水』がある石鉢の神棚にはコップがいっぱいで置くスペースがないこともありますが、拝殿の隣の祠にも置き場はありますが、ここにもびっしりとコップが置かれています。境内にいたるところに置き場があるようなのであせることなく、境内を周りながら置き場をみつけてください。

お守りもユニークで、中には相合傘が入っていますが、これが左に傾いているのです。その理由は相手の気持ちが自分に傾くようにという意味が込められているそうです。傘の左側に自分の名前、右側に相手の名前を記入してください。

恋愛運を高める神社らしい、ハート型の絵馬など、境内には恋愛に関するものがたくさんあります。

恋愛運はもちろんですが、恋人に限らず、人、仕事などに恵まれる良縁や願い事を書くのにもいいそうです。そして、願が叶ったときは、それを逃がさないように傘を閉じることをお忘れずに。女子旅で行けば盛り上がること間違いなしですね。

【恋の水神社】
場所:愛知県知多郡美浜町大字奥田字白沢92-91
最寄駅
・名鉄「知多奥田」駅徒歩20分